2018年7月17日火曜日

ANA、8月は378便欠航 夏休みに影響

 全日本空輸は17日、ボーイング787型機に搭載する英ロールス・ロイス製エンジンの点検に伴い、8月の378便を欠航すると発表した。エンジンのリースなどの対策で7月の619便より縮小したが、今月6日からの欠航便数は計997便で、影響が長期化している。

 8月の欠航は夏休み時期に重なり、旅行や帰省などで影響を受ける人は約4万4千人に上る。

 1日あたりの欠航便数は平均12便。利用者数がピークとなるお盆期間中(8月10~19日)は欠航を7便程度に抑える。提携するスターフライヤーやソラシドエア(宮崎市)は8月に計226便の臨時便を運航し、振り替えに対応する。

 欠航するのは羽田空港と福岡や関西など国内の6空港を結ぶ便。羽田空港と佐賀、新千歳両空港を結ぶ貨物便40便も欠航するという。

 全日空によると、9月以降も一部の便で欠航が続く見通しで、8月末に発表予定の冬ダイヤ(10月末~2019年3月末)も見直すことも検討する。ロールス・ロイスは「問題の早急な解決に尽力する。対策を施したエンジンは年内に提供できる」とコメントした。

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