三菱マテリアルの竹内章社長は24日、子会社による製品の品質データの改ざん問題を受けて、東京都内で記者会見を開いた。竹内氏は会見の冒頭、「多大な迷惑をおかけし、深くおわびする」と陳謝した。
三菱電線工業(東京都千代田区)と三菱伸銅(同)の2社の改ざんについて、約1カ月前に報告を受けながら公表が23日となった理由について、竹内氏は「不適合品の納入先が判明し、顧客の協力を得て安全確認を迅速に進める必要があると判断したため」と説明。11月8日に開かれた2017年9月中間決算発表の場で説明しなかったことについては、「その時点で(納入先が)すべては判明していなかった。すべて判明してから速やかに公表するのが適切と判断した」と釈明した。
不正が行われていた期間や、組織的な不正の可能性については、「外部の弁護士を入れた調査委員会で事実関係の解明、究明にあたっている。調査の結果を待ちたい」とした。
また、別の子会社の三菱アルミニウム(東京都港区)が出荷していた品質水準を満たさない製品の出荷先について、竹内氏は「16社で総売り上げの0・3%」と明らかにした。「昨年の11月の社内監査で発見された後、出荷を停止して顧客へ説明して安全確認をした」と説明。「解決済みの案件だが、業界への社会的注目度が高いことを勘案して公表した」と述べた。
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