2017年11月30日木曜日

三菱アルミニウムもデータ改ざん 静岡の工場出荷品

 非鉄金属大手、三菱マテリアルの子会社の品質データ改ざん問題で、これまで不正行為の有無を明らかにしていなかった「三菱アルミニウム」でも、検査の際に品質データの改ざんが行われていたことが29日わかった。三菱アルミについてはこれまで、すべての顧客への安全性確認が済んでいるとして、詳細は説明していなかった。

 不正があったのは、静岡県の工場で2016年11月までに製造し、2社に出荷していたアルミ板。関係者によると、顧客と契約した品質を満たさないのに、複数の社員が関わって品質データを改ざん。そのまま出荷していた。16年11月の社内調査でわかった。

 この際、資料の残る過去数年分を改めて調査したところ、さらに14社に対して相談のないまま不正品を出荷していたこともわかった。この中には改ざんをしていた製品も含まれていたという。改ざんは以前から社内で認識されていたが、すぐにはなくならず、昨年まで続いていたという。

 24日の会見で三菱マテは、三菱電線工業と三菱伸銅の子会社2社のデータ改ざんは明らかにしていたが、三菱アルミについては品目や不正の有無について詳細を公表しなかった。

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