2017年11月22日水曜日

セブン-イレブンが自転車シェア、全国1000店舗で実施

 コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパンは2017年11月21日、ソフトバンクグループのOpenStreetと協業し、自転車のシェアリング事業を始めると発表した(図1)。全国各地にあるセブン-イレブンの実店舗の駐車場を拠点に使い、利用者が気軽に使える仕組みを整える。

図1 セブン-イレブン・ジャパンがソフトバンクグループと協業して始めた自転車シェアリング、埼玉県の店舗

[画像のクリックで拡大表示]

図2 「HELLO CYCLING」の利用画面

[画像のクリックで拡大表示]

 まず、2017年11月21日に埼玉県さいたま市の店舗にステーションを設置、2018年度中に全国1000店舗に拠点を増やす。運用する自転車は5000台を見込んでいる。利用者はソフトバンクグループが展開する既存のシステム「HELLO CYCLING」を使う(図2)。

 同システムを使えば、スマートフォン(スマホ)やパソコンからステーションの場所や自転車の利用状況を確認できる。決済には事前に登録したクレジットカードなどを使う。

 同システムに対応した自転車にはGPS(全地球測位システム)機能を搭載した「スマートロック」と呼ぶ鍵を取り付ける。今後のサービス展開として、スマートロックで収集した自転車の位置情報を活用し、実店舗で利用できるクーポンの配信などを検討するという。

 セブン-イレブンは国内に約2万カ所、世界合計で約6万3700カ所に店舗を構えている。郊外にはクルマを10台以上を停められる駐車場も多い。また、配送用にトヨタ車体の超小型電気自動車(EV)「コムス」を活用している店舗もある。自転車シェアで蓄積した知見を生かし、超小型EVのシェアなどにサービスを広げる可能性がありそうだ。

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/112209917/

0 件のコメント:

コメントを投稿