小田急電鉄は1日、線路を上下線2本ずつに増やす「複々線化」工事の完成に伴い、来年3月中旬にダイヤを大幅改正すると発表した。平日朝の通勤時間帯に上り列車を増発し、混雑を緩和。停車駅の少ない「通勤急行」「通勤準急」を新たに走らせることなどにより、所要時間も短縮する。
記者会見した星野晃司社長は、「複々線化の着工から約30年。『小田急は混んでいて遅い』とのイメージを一新できる」と述べた。
平日朝の上り列車は、東京メトロ千代田線直通を中心に現在の84本から105本へ増やす。特にラッシュ時は輸送力を約4割増やし、混雑率を192%から「新聞などを楽な姿勢で読むことができる」150%程度に和らげる。
町田から新宿への所要時間は最速で30分、ラッシュ時37分と、最大12分短縮。席に座って通勤しやすくなるよう特急ロマンスカーなども増やす。(2017/11/01-15:23)
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