2017年11月6日月曜日

大手冬の賞与、91万6千円 5年ぶり減、経団連調査

 経団連は6日、大手企業が支給する冬の賞与・一時金(ボーナス)の第1回集計を発表した。平均妥結額は昨冬に比べて1・19%減の91万6396円で、5年ぶりに減少へ転じた。労働組合が今春の労使交渉で給与の底上げにつながるベースアップを優先し、賞与の要求額を抑えたことが影響した。業績が悪化した企業で支給額を下げる動きもあった。

 ただ妥結額自体は昨年に次いで過去2番目で、3年連続で90万円を超えるのは初めて。経団連の担当者は「金額そのものは高い水準で推移している」と評価している。

 製造業は1・22%減の92万1907円、非製造業は0・73%減の66万7858円。業種別で妥結額が最も高かったのは自動車の97万1070円で、2番目は食品の91万6256円だった。

 調査は東証1部上場で従業員が500人以上の企業251社を対象に実施。組合員平均の妥結額が判明した74社を集計した。最終集計は12月下旬に発表する。

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://www.sankei.com/economy/news/171106/ecn1711060027-n1.html

0 件のコメント:

コメントを投稿