2017年11月23日木曜日

三菱マテ、3子会社で品質不正 24日に会見し説明

 三菱マテリアルは23日、子会社の三菱電線工業、三菱伸銅、三菱アルミニウムの3社で、品質の不正があったと発表した。三菱電線と三菱伸銅は顧客の求める基準から外れた製品を出荷していた。いずれも現時点で安全性に疑義が生じる事態は確認されていないという。三菱マテリアルは24日に記者会見を開きこうした事実を説明する。

品質不正があった三菱マテリアルの子会社

品質不正があった三菱マテリアルの子会社

 三菱電線が出荷した不正な製品は主にゴムを素材とした油や水などの漏れ止めのシール材。不正な製品を出荷した可能性のある企業は229社でそのうち40社には説明を終えているという。

 三菱伸銅が出荷した不正な製品は自動車部品や電子機器などに使われる銅製品。29社に出荷した可能性があり、14社に説明を終えている。三菱アルミについては不適切な製品の出荷があったが、「既に顧客と安全性の確認は終了している」としている。

 三菱マテリアルは銅やセメント事業などを中核とする非鉄大手企業。神戸製鋼所のアルミ・銅製部材のデータ改ざんが発覚して以降、同様の不正が明らかになったのは素材業界で2社目になる。

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