ことし3月に経営破綻した旅行会社の「てるみくらぶ」が6日に債権者集会を開き、山田千賀子社長が改めて謝罪しましたが、旅行代金の返金について具体的な説明はなかったということで、会社側の対応を批判する声が債権者から相次ぎました。
旅行会社の「てるみくらぶ」は、ことし3月に経営破綻し、利用者が前払いした最大で99億円に上る代金のほとんどが返還されない見通しで、8万人から9万人に影響が及んでいます。
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会社は6日、都内で債権者集会を開き、破産管財人の弁護士によりますと、山田千賀子社長が、経営状態をよく見せようと粉飾決算を繰り返してしまい大変申し訳ないと謝罪したということです。
ただ、旅行代金の返金について具体的な説明はなかったということで、出席した債権者から会社側の対応を批判する声が相次ぎました。
家族4人でハワイ旅行に行く予定だったという女性は「謝罪はあったが返金についての具体的な説明がなく、これで納得はできない」と話していました。
この問題をめぐっては、利用者が前払いした代金を日本旅行業協会など業界団体が保証する制度がありますが、今回のケースでは極めて少ない額しか返還されない見通しで、観光庁では利用者を保護する制度を強化することにしています。
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