2017年11月6日月曜日

大塚家具とTKPが提携 10億円出資、店舗一部を会議室に

 業績不振が続く大塚家具と、会議室やホテルを運営するティーケーピー(TKP)は6日、資本・業務提携を結んだと発表した。第三者割当増資によりTKPが10億5千万円出資し、大塚家具から21日付で発行済み株式を議決権ベースで6.82%取得。大塚家具が整理を進めるショールームの空きスペースをTKPが会議室や宿泊施設として活用するなど、協業を進める。

 大塚家具が同日発表した平成29年1~9月期決算は最終赤字58億円(前年同期は40億円赤字)だったが、TKP施設への商品納入や内装デザインの受注拡大による収益力回復が見込まれる。大塚社長は「今回の提携はプラスへと向かう大きな転機だ」と発表会見で述べ、TKPの河野貴輝社長も「上質な会議室やホテルを展開する上で相乗効果は大きい」と語った。

 今回の出資でTKPは、大塚家具の創業家の資産管理会社に次ぐ持ち株比率となる。

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