[ミラノ 25日 ロイター] - 自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が25日発表した2018年第2・四半期決算は、営業利益が市場予想を下回った。FCAは、中国事業の不振を受けて通期予想を引き下げた。
またこの日は、手術後の経過が悪く21日に最高経営責任者(CEO)を退任していたセルジオ・マルキオンネ氏が死去したと発表された。マルキオンネ氏に代わってCEOに就任したマイク・マンリー氏は決算会見の冒頭、1分間の黙祷を捧げた。
第2・四半期の利払い・税引き前利益(EBIT)は11%減の17億ユーロ(19億9000万ドル)。トムソン・ロイターI/B/E/Sが集計したアナリストの予想は20億ユーロだった。
マンリーCEOは、現在直面し、今後も続く最大の試練が中国事業と述べた。
第2・四半期の中国事業は、7月の自動車輸入関税引き下げを前に販売が落ち込み、マセラティを中心に在庫が膨らみ、奨励金の積み増しを迫られたという。
マンリーCEOによると、グループ全体の在庫増加が今後も業績に影響を与える見通し。アジア太平洋地域の在庫日数は98日から129日に拡大した。
純売上高は4%増加と、市場予想と一致した。
2018年通期については、純売上高を1150億─1180億ユーロ、調整後EBITを75億─80億ユーロと予想し、従来予想(純売上高:1250億ユーロ前後、調整後EBIT:少なくとも87億ユーロ)から下方修正した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
Read Again https://jp.reuters.com/article/fiatchrysler-results-idJPL4N1UL4H9
0 件のコメント:
コメントを投稿