ヤマトホールディングス(HD)は24日、法人向け引っ越し業務で料金を過大請求していたと発表した。過大請求の総額は約17億円。2016年5月からの2年2カ月間に引き受けた約12万4000件のうち、約4割に当たる約4万8000件で不正が見つかった。山内雅喜社長は同日、東京都内で記者会見し、「顧客の信頼を裏切り、多大な迷惑をかけたことを深くおわびする」と謝罪した。
過大請求は、見積もり時点から荷物の量が減ったのに、見積額をそのまま請求したことなどが原因。最大で19万円を過大請求していた例もあった。個人向けの引っ越し業務では依頼者が料金を支払うため、「実際の荷物量と料金を確認する環境があり、可能性は極めて低い」(山内社長)と説明した。(2018/07/24-19:00)
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