2018年7月28日土曜日

フェイスブック株価暴落 市場は「成長神話」に疑念 利用者不信とSNS頼み…内外に課題

 【ワシントン=塩原永久】米交流サイト(SNS)大手フェイスブック(FB)の「成長神話」に市場が疑念の目を向け始めた。業績発表を受けて26日に暴落したFB株は27日も続落し、株主からはザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)に対する訴訟も起こされた。FBは個人情報流出問題への対応を求める利用者らからの「外圧」に加え、成長余力を失いつつあるSNSへの依存からの脱却の必要性という「内圧」にもさらされている。

 約19%にも及んだ26日の暴落は投資家に衝撃を与えた。FB株がさらに約0・8%下落した27日には、一部の株主がFBとザッカーバーグ氏をニューヨーク・マンハッタンの連邦裁判所に提訴。FBが売上高や利用者数などの情報について、市場の誤解を招くような開示方法をしてきたと主張している。

 暴落のきっかけは25日の2018年4~6月期決算発表で、「今年後半にかけて売上高の伸び率は減速が続く」(ウェーナー最高財務責任者)との見通しが示されたことだ。売上高と最終利益は過去最高だったが、翌26日には株価が約19%も急落。時価総額は1日の減少額として過去最大の約1200億ドル(約13兆3千億円)も目減りした。

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