東京海上ホールディングス（ＨＤ）が米国の自動車保険スタートアップ企業のメトロマイルに出資することが２３日、分かった。カナダの損害保険大手などと共同で約１５０億円の資金調達に応じ、東京海上ＨＤが数十億円分の優先株を引き受け、業務提携する。自動車保険分野の先端デジタル技術を国内の自動車保険にも活用する。
メトロマイルは２０１１年に米国で設立したスタートアップ企業で、１７年の保険料収入は約５９億円。ＡＩ（人工知能）を使ったデータ分析などに強みがあり、自動車保険の保険金支払いの自動化や、スマートフォンのアプリを用いた事故受け付け、損害査定などの手続きを完結できるサービスを展開する。東京海上ＨＤはメトロマイルの技術を使い、自動車保険では通常２～３週間の保険金支払いにかかる期間を大幅に短縮することなどを狙う。
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