2018年7月29日日曜日

防衛省が装甲車開発中止 コマツ製、要求基準満たず

 防衛省は離島防衛や海外派遣に使うために検討していた新型装甲車の開発を中止すると発表した。コマツが納入した試作品の技術試験で、車体に使用する防弾板の性能が要求した水準を満たさなかった。2018年度をめざしていた開発完了時期を21年度以降に遅らせても困難だと判断した。

 防衛省は試作経費として14年度予算に約20億円を計上し、すでにコマツに支払った。防衛省は返還を求め協議する考え。自衛隊の装備品の開発が頓挫するのは異例だ。

 新型装甲車は陸自が導入している96式装輪装甲車の後継として開発を目指していた。防衛省は今後の開発や取得計画については未定と説明している。別のメーカーへの発注や輸入の代替品の取得などを検討する。

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