2018年9月27日木曜日

〔マーケットアイ〕外為:ユーロ131円半ばへ下落、伊経財相に辞意報道 当局は否定

[東京 27日 ロイター] -

<15:36> ユーロ131円半ばへ下落、伊経財相に辞意報道 当局は否定

日中に132円半ばを推移していたユーロが、131.68円まで急落。イタリアの地元紙が、トリア経済・財務相が辞意を表明したと伝えた。政府の広報担当者は報道を否定している。また、きょう予定されていた予算協議が延期になるとの報道も出ており、朝方の欧州市場ではイタリア国債金利が上昇している。

<13:50> トルコリラ18円半ば、1カ月ぶり高値圏

米FOMC、日米首脳会議と重要イベントが相次いだきょうにかけて、外為市場で最も大きく変動した主要国・新興主要通貨はトルコリラだった。ロイターデータによると、前日日中安値から一時2%超高い18円半ばと、8月17日以来1カ月ぶり高値をつけた。

きっかけはロイターが行ったエルドアン大統領のインタビュー。中銀が13日に実施した大幅利上げについて、大統領として金利の引き上げには反対だが、中銀の独立性を明確に示していると述べた。

日本時間夕方からじり高で推移していたリラが高値をつけたのは、FOMC声明が発表された後の午前3時過ぎ。声明から「緩和的」の文言が削除され、「米は利上げを急がない」(都銀)と受け止められドルが広範に売られていたことも、リラの押し上げにつながったようだ。

リラは現在も18円半ばで底堅い動きが続いている。

<12:01> 正午のドルは112円後半、FOMCの結果は消化不良気味

正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べわずかにドル高/円安の112.79/81円。

ドルは午前8時台に112.70円台で推移していたが、仲値公示にかけて輸入企業から月末・期末のドル買いフローが流入し、その勢いに乗って112.90円まで上値を伸ばした。日経平均が持ち直したことも、小幅ながらもドル買いを誘った。

しかし、日経平均は結局、前営業日比32.07円安の2万4001.72円で前場を終了し、ドル/円のサポート要因としては息切れした。

また、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に低下した米10年国債利回りは、きょう27日も3.054%付近で低迷した。

「つい先日、米長期金利の3.11%台を見た後だけに、3.05%は金利が低いという印象だ。ドル/円のロングがたまってきていることもあり、(米長期金利が)3%を割り込むようなことがあれば、ドルの投げが出そうだ」(外為アナリスト)との見方も聞かれた。

<11:03> ドル112円後半、株価の持ち直しで小じっかり

ドルは112.82円付近。

仲値にかけては月末・期末を控えた輸入企業のドル買いが流入したとされ、下値がしっかりしている。また、日経平均株価が持ち直して前営業日比で小幅なプラス圏にあることも好感され、一時112.90円まで上値を伸ばした。

ただ、「ドルが前日も113円前半で上値が重くなったことや、前日FOMC後に低下した米長期金利が、きょうも3.05%台を低迷していることもあり、113円をすぐに試すような雰囲気でもない。FOMCの内容も消化不良気味だ」(外為アナリスト)という。

ユーロは1.1744ドル付近。

ユーロ圏ではメルケル独首相の求心力の低下が嫌気されているほか、イタリアの財政赤字削減に向けた連立政権のコミットメントの強さに対する不安など、ユーロ売り材料が意識されている。

<09:40> ドル112円後半、四半期末控えたフローを注視

ドルは112.80円付近。

日米首脳会談と米連邦公開市場委員会(FOMC)を経た東京市場では売り買いが交錯している。昨日の取引では輸出企業のドル売りフローが目立ったとされるが、きょうも引き続き、月末・四半期末のフローが注視されている。

日米首脳会談の結果については、「やはりバイラテラル(2国間)な交渉に追いやられた。TAG(日米物品協定)では農産物が対象とされ、自民党の票田の農家が影響を受けるとみられる」(国内銀)という。

<08:05> ドル112.77円付近、安倍首相「米と協議中は自動車追加関税なし」

ドルは112.77円付近。ユーロは132.47円付近。両通貨ペアとも底堅さと同時に上値の重さを持ち合わせ、小幅な値動きにとどまっている。FOMC後につけたドルの安値は112.64円だった。

日米両政府は米東部時間26日午後に、首脳会談終了後の共同声明を発表した。報道によると、両国は所要の国内調整を経た後、日米物品貿易協定(TAG)の締結に向けて、農産品などの関税を含む2国間交渉を開始することで合意した。

一方、安倍首相によると、米国との交渉継続中に、米国が日本に対して自動車関税の引き上げ措置を発動しないことを確認したという。

市場では、「自動車についてはとりあえず良かったが、TAGという新しいフレームワークで農産品についての関税協議が始まることや、日本が米国から液化天然ガス(LNG)や防衛装備品を買う約束をしたもようで、全体として日本にとって良いディールなのかわからない」(外為アナリスト)との意見も出ていた。

<07:30> ドルは112.20-113.20円の見通し、米株安・米金利低下で弱地合い

ドルは112.66円、ユーロ/ドルは1.1747ドル、ユーロ/円は132.34円付近。

きょうの予想レンジは、ドルが112.20―113.20円、ユーロが1.1700―1.1800ドル、ユーロ/円が131.70―132.90円。

米連邦準備理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド金利の誘導目標を2.00―2.25%に引き上げることを全会一致で決定した。今回の声明では金融政策の運営姿勢は引き続き「緩和的」との文言が削除され、これに代わる文言は入らなかった。

FOMCの解釈を巡っては「将来の利上げの打ち止めを示唆し緩和的と捉える見方や、タカ派的と捉える見方など、見方が分かれている」(外為アナリスト)とされるが、「FOMC後に米国株が下落し、米長期金利も3.04%台まで低下したので、ドル/円の伸びは限られた」(同)という。

この日は、このところ上昇ピッチが速かった日経平均が反落する公算が大きいとみられ、下値余地が意識されている。

トランプ大統領は同日、FRBの利上げは好ましくないと述べたが、為替市場の反応は限定的だった。

<07:02> ドルは112円後半、トランプ発言受け加ドルが10日ぶり安値に下落

ドル/円は112.70円付近、ユーロ/ドルは1.1747ドル付近、ユーロ/円は132.34円付近。

カナダドルは1.3042加ドル付近で、9月18日以来の安値をつけた。

トランプ大統領が、カナダとの通商交渉がうまく言っていない、カナダは通商を巡って米国を極めて不当に扱ったとし発言し、カナダのトルドー首相との1対1の会談を拒否したことが背景。

カナダドル/円は86.40円付近で、9月19日以来の安値となっている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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