大型で非常に強い台風24号は30日、鹿児島・屋久島の南西を北寄りに進み、九州南部に接近した。勢力を保ちながら西日本に上陸する恐れがある。列島を縦断すれば、広い範囲に影響が出る恐れがあり、気象庁は最大限の警戒を呼び掛けた。

東海道新幹線は東京-新大阪間、山陽新幹線は新大阪-広島間で計画運休し、関西空港は滑走路2本を午前11時から閉鎖。

屋久島町では1時間に120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表した。

大型で非常に強い勢力のまま上陸すれば、40人以上の死者を出した1993年の台風13号以来、25年ぶりとなる。

台風24号は30日午前6時現在、屋久島の南西約80キロを時速約30キロで北北東に進んだ。(共同)