【ロンドン時事】英金融管理庁(FCA)のベイリー最高経営責任者(CEO)は27日、ロンドン市内で講演し、短期金利の国際指標「ロンドン銀行間取引金利(LIBOR=ライボー)」を2021年末に廃止する方針を明らかにした。08年の金融危機後、取引量が落ちて指標性が薄れているためで、英当局は新たな指標金利を採用する方針。
LIBORをめぐっては、12年に欧米主要金融機関が金利を不正操作していた問題が発覚。金融機関は巨額の罰金を科され、トレーダーが有罪判決を受けた。実際の取引で付いた金利ではなく各金融機関が自主申告した金利を基に算出しており、不正操作しやすかったと指摘されている。(2017/07/28-07:11) 関連ニュース
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