ホンダは27日、主力車「シビック」を9月29日に発売すると発表した。国内発売は6年ぶり。「セダン」と「ハッチバック」、スポーツ性能を高めた「タイプR」の3車種をそろえた。ホンダになじみが薄い若い世代を狙い交流サイト(SNS)を使った販促も活用して個性のあるブランドとして国内でのイメージを刷新、顧客の開拓につなげる。
セダンとハッチバックは1.5リットル、タイプRは2.0リットルの直噴ターボエンジンをそれぞれ搭載した。車両の重心を低くしており、スポーティーできびきびとした走りを楽しめるという。価格はセダンが265万320円、ハッチバックが280万440円、タイプRが450万360円。既に6300台を受注した。
今回の10代目のシビックは2015年秋に北米を皮切りに投入し、16年には北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。開発責任者を務めた本田技術研究所の松本英樹主任研究員は「時代を先取りするデザインを採用したことが米国など海外でのヒットにつながった」と分析した。
日本では軽自動車やミニバンなど実用性を重視した車種が中心となっており、かつてのホンダらしいとがったイメージを取り戻すために復活を決めた。シビックシリーズの国内での年間販売目標は2万4千台と16年のホンダの国内販売実績の3%にすぎないが、波及効果を狙う。
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