ライブドアの元社長・堀江貴文氏が出資する北海道の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」は7月30日、全長10メートルの観測ロケット「MOMO初号機」の打ち上げに失敗しました。日本初となる民間単独によるロケットの宇宙到達は、次回以降に持ち越されました。
離床から80秒後に「テレメトリ通信が途絶」
公式ツイッターによると、打ち上げ失敗の原因は"テレメトリ通信"の途絶です。テレメトリー通信については下記のように解説されています。「MOMOは機体の姿勢,位置,速度,機体搭載センサーの情報を電波を使って常時地上の管制室へ送るテレメトリと呼ばれる仕組みを備えています。管制ではこの情報から機体が予定した領域内を飛んでいるか?危険な場所に落ちないか?を判断しています」(公式Twitterより)
今回の打ち上げでは、ロケット離床から80秒後にテレメトリ通信が途絶したとのこと。これでは機体の姿勢や現在位置が把握できなくなることから、エンジンの緊急停止コマンドを地上から送信。これにより、ロケットは沖合8kmの警戒区域内に着水したということです。
堀江氏「リベンジして宇宙まで飛ばす日も近い」
インターステラテクノロジズは、1997年に設立。堀江貴文氏が最大出資者です。「世界中の誰よりも、小型で低価格のロケットを作る」を合言葉に、超小型衛星を打ち上げる直径10mの小型ロケット「MOMO」(通称:ホリエモンロケット)を開発。日本初となる民間単独宇宙到達を目指していました。打ち上げ失敗に関して堀江貴文氏は、Twitter上で「無事ロケットは離床して飛んで行きましたが、残念ながら宇宙までは到達できませんでした。しかしながら貴重なデータが取れたのでリベンジして宇宙まで飛ばす日も近いです」とリベンジを誓っています。
Read Again http://japanese.engadget.com/2017/07/30/rocket/無事ロケットは離床して飛んで行きましたが、残念ながら宇宙までは到達できませんでした。しかしながら貴重なデータが取れたのでリベンジして宇宙まで飛ばす日も近いです。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年7月30日
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