ニューヨーク(CNNMoney) 米ネット通販大手アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が27日、資産総額で一時的にマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏を抜いて、世界一の富豪になった。
米経済誌フォーブズとブルームバーグによると、ベゾス氏の資産総額は27日午前、900億ドル(約10兆円)を突破して、一時的にゲイツ氏を上回った。
しかし同日午後になるとアマゾン株が急落して、ベゾス氏は再びゲイツ氏に次ぐ2位に後退した。ゲイツ氏はブルームバーグがまとめた長者番付で2013年以来、首位の座をキープしている。27日の終値ではベゾス氏の資産総額が888億ドル相当、1位のゲイツ氏は898億ドル相当だった。
ベゾス氏の資産はアマゾン株が大半を占める。持ち分は約17%で、これだけで830億ドル相当になる。ここ数年でベゾス氏の資産総額は、著名投資家ウォーレン・バフェット氏や、スペインの実業家アマンシオ・オルテガ氏、メキシコのカルロス・スリム氏を上回っていた。
ベゾス氏は1990年代半ばにインターネット書籍販売のアマゾンを創業。通販事業を足がかりとしてクラウドや音楽などのサービスにも進出し、従来の小売業のあり方を一変させる巨大企業に成長させた。アマゾン株は急騰し、時価総額は今週、初めて5000億ドルを突破。ベゾス氏の資産総額を押し上げる要因になった。
6月には食品スーパーを展開する米ホールフーズをアマゾンが買収し、食品小売り業界に衝撃が走った。ベゾス氏自身は2013年に米紙ワシントンポストを買収、宇宙開発企業のブルーオリジンも創業している。
慈善事業にも関心を示し、6月にツイッターでアイデアを募っていた。
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