2017年7月28日金曜日

住民税収減1.8倍=ふるさと納税、都市中心に-総務省

 総務省は28日、応援する自治体に寄付をすると住民税などが軽減される「ふるさと納税」で、住民税の減収額をまとめた。2017年度の課税分が対象で、各自治体が充実させている返礼品人気もあり、減収額の合計は前年度比1.8倍の1766億6000万円。都市部で減収が大きく、税収減が寄付の受け入れ額を上回る「赤字」のケースも多いとみられる。
 ふるさと納税は、寄付額のうち2000円を引いた額が居住地の住民税などから控除される仕組み。豪華な返礼品が人気を集め、16年(暦年)の寄付総額は前年比1.7倍の2540億4000万円に上った。これに伴い、17年度課税分からの住民税減収額も大幅に伸びた。(2017/07/28-18:00) 関連ニュース

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