宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」(北海道大樹町)は30日午後4時半ごろ、自社開発した初の観測ロケットを同町から打ち上げたが、目標の高度まで到達できず、打ち上げは失敗したとみられる。民間単独のロケットとして、国内初の宇宙空間到達を目指していたが、かなわなかった。
同社の生みの親で、元ライブドア社長の堀江貴文さん(44)らが打ち上げを見守った。堀江さんと、インターステラテクノロジズ社長の稲川貴大さん(30)は30日に現地で記者会見する。
ロケットは直径約50センチ、全長約10メートル、重さ約1トン。燃料に安価なエタノールを使用し、エンジンを自社開発するなどしてコストダウンを追求。現行の観測ロケット(1機当たり)の約10分の1に当たる5000万円以下の打ち上げを目指していた。
今回は人工衛星は積んでいないが、将来的には超小型衛星を軌道に投入する大型ロケットの商用化を目指していた。同社は堀江さんが2013年に創業した。【酒造唯】
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