債券相場は上昇が予想されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で慎重な物価見通しが示されたことを受けて、米国債市場で金利が低下した流れを引き継ぎ、国内債市場でも買いが先行する見通し。この日の2年国債入札を無難に通過すれば、中期債を中心に買い圧力が強まるとの見方が出ている。
27日の長期国債先物市場で中心限月9月物は150円台前半での推移が予想されている。夜間取引は150円18銭と、前日の日中終値比7銭高で引けた。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、「米10年債利回りの低下など他市場はフォロー。物価が短期的には2%を下回るとのFOMC声明を好感した」とし、「きょうの相場は外部環境の好転を映して反発」と予想。「2年債入札の結果発表後は中期ゾーンや先物が上げ足を速める公算がある。超長期ゾーンも強そうだ」とみる。
現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値0.075%を下回る水準での推移が見込まれている。佐野氏はこの日の予想レンジを0.065%~0.07%としている。
26日の米国債相場は上昇。FOMCは25、26日に開かれた定例会合後の声明で、インフレが依然として目標値を下回る低水準にあることを示唆した。米10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp)低い2.29%程度に下げた。
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2年債入札
財務省はこの日、 2年利付国債の価格競争入札を実施する。発行予定額は前回と同じ2兆2000億円程度となる。表面利率は0.1%に据え置かれる見込み。
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みずほ証券の山内聡史マーケットアナリストは、2年債について、「堅調だった前回入札以降、需給の良さが意識されているともみられ、下値を試す余地は乏しいと考えている」と説明。「きのうの入札前取引はマイナス0.100%で引けており、この水準で入札を迎えるのであれば、消化不安は大きくないだろう」と見込む。
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