宇宙ベンチャーのインターステラテクノロジズ(北海道大樹〈たいき〉町)は30日、同町から小型ロケット「MOMO」を打ち上げた。打ち上げ直後に機体との通信が途絶えたため、エンジンを緊急停止。目標だった地上100キロ以上の宇宙空間には達しなかったとみられる。
同社によると、MOMOは同日午後4時32分に、大樹町の発射場から打ち上げられた。約80秒後に飛行データを正常に取得できなかったため、エンジンを緊急停止した。打ち上げからエンジンを120秒燃焼させて、宇宙空間に到達する計画だったが、宇宙空間には達していないとみられる。
MOMOは全長約10メートル、重さ約1150キロ。無重力環境の測定装置や通信試験装置を積み、民間企業が独自に開発したロケットとして初めて宇宙空間(高度100キロ)到達をめざしていた。
同社はロケット開発のベンチャー企業で、元ライブドア社長で実業家の堀江貴文さんが出資。企業や大学の超小型衛星の打ち上げ需要を見込み、2020年ごろに小型ロケットによる打ち上げサービスの開始をめざしている。(田中誠士)
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