北海道のベンチャー企業が単独で開発した全長10メートルのロケットが30日午前6時半前、宇宙空間を目指して北海道の大樹町から打ち上げられる予定です。成功すれば民間単独による国内初の宇宙空間到達となり、今後、超小型衛星などを使った宇宙ビジネスが日本でも広がるきっかけになると注目されます。
このロケットは北海道のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」が開発・製造したもので、全長10メートル。エタノールを燃料に高度100キロを超える宇宙空間を目指します。
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打ち上げは29日、霧が出るなど天候の悪化から延期されましたが、30日は今のところ天候に問題はなく、打ち上げは午前6時20分ごろに行われる予定だということです。
ロケットは太平洋に向かって打ち上げられ、沖合50キロの海上に着水する計画で、高度100キロの宇宙空間に到達できたかどうかは、打ち上げから10分程度で明らかにできるということです。
宇宙ロケットの開発は、これまでJAXA=宇宙航空研究開発機構が主導して行われていて、民間企業が単独で打ち上げるのは今回が初めてです。
成功すれば民間単独による国内初の宇宙空間到達となり、アメリカを中心に超小型衛星を使って地上の様子を撮影し、ビジネスに利用するといった宇宙ビジネスが広がる中、国内でも市場が広がるきっかけになると注目されます。
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