2017年7月27日木曜日

〔マーケットアイ〕外為:ドルは早朝111.05円まで下落、FOMC声明のハト派的部分に反応

[東京 27日 ロイター] -

<07:17> ドルは早朝111.05円まで下落、FOMC声明のハト派的部分に反応か

ドルは111.15円付近で、早朝に一時111.05円まで下落した。

前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明のハト派的な部分に反応し、米長期金利が下落したことに、ドルが連れ安となっている状況。

米10年国債利回りは米国市場の高値2.337%から2.278%まで下落、現在は2.293/2.291%の気配となっている。

FOMC声明では、バランスシートの縮小について「比較的早期」に開始するとし、「早期」とはしなかったことで、9月以降に開始する余地を残し、労働市場やインフレ、さらに連邦債務上限引き上げ問題などを巡り懸念が生じた場合に一定の調整を行う余地が生まれたことになる。

さらに、「今回の声明のトーンは過去数回の声明と似通っていた。ただ、インフレが『2%を下回っている』ことが若干強調されている」とジェフェリーズ(ニューヨーク)の首席フィナンシャル・エコノミスト兼債券担当マネジング・ディレクター、ワード・マッカーシー氏は指摘している。

総合すると、今回の声明では依然として金利とバランスシートの正常化を継続することが示されているが、このところのインフレ鈍化に関する見方については「理解不能ないらだたしい事象」から、「金利引き上げとバランスシートの正常化を遅延させる要因になりかねない事象」に格上げされたと、同氏はみている。

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