6日未明の地震で起きた北海道での295万戸の停電は、その半数超にあたる163万戸で7日午後4時までに解消した。北海道電力が発表した。
政府は復旧の割合を8割まで7日中に引き上げたいとしている。解消には、なお1週間以上かかる見通しだ。
北電は火力発電所や水力発電所の再稼働を進め、東京電力や東北電力からの融通や、発電設備を持つ企業からの買い取りにも乗り出している。
かき集めた電気を、病院や交通機関、避難所など住民生活に欠かせない施設に優先的に供給し始めた。電源車も使っている。
ただ、停電の発端になった北電最大の火力発電所、苫東厚真(とまとうあつま)発電所(北海道厚真町、165万キロワット)では、タービンやボイラーが壊れた。この復旧に1週間以上かかる、との見通しを北電は変えていない。
電柱が倒れたり電線が切れたりといった理由で、電気を届けるのが難しくなっている地域もある。北電の発表によると、停電が1戸も解消されていない自治体は道内179市町村のうち厚真町に近い2町だった。
ほかの自治体も含め停電地域では、自前の自家発電機などを使って電源を確保している人も少なくない。
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