2018年9月22日土曜日

阪神大震災以来の山陰線迂回、貨物に撮り鉄殺到

 西日本豪雨によるJR山陽線の一部不通に伴い、山陰線を迂回うかい運転している貨物列車の写真や動画を撮ろうと、島根県内の沿線に全国から鉄道ファンが押し寄せている。

 2015年に山陰線で運行が廃止された貨物列車が見られるとあって、通過時間には撮影スポットにカメラの列ができる。

 迂回ルートは伯備、山陰、山口各線を利用。倉敷(岡山県倉敷市)から米子(鳥取県米子市)を経て、新山口駅(山口市)までを結ぶ。山陽線の一部不通を受けて8月29日から始まり、1日1往復運転。今月30日に予定されている山陽線の全線開通まで運行される。

 JR西日本によると、山陰線での貨物列車の迂回運行は1995年の阪神大震災以来。山陰線で普段は走らない貨物列車が見られる上、貨物を引っ張るディーゼル機関車は愛知機関区(愛知県)所属で、ここで走る姿は今しか撮影できないため、全国から鉄道ファンが訪れる。山陽線の全線開通予定が発表された14日以降、さらに増えた。

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