北海道電力は23日、地震で停止し、21日に試運転を始めた苫東厚真火力発電所2号機(厚真町、出力60万キロワット)について、今週前半を予定していた再稼働を10月中旬以降に延期すると発表した。機器の一部に新たな不具合が見つかったため。18万キロワットで試運転を継続しながら修理を急ぐ。
北海道では大雪山系旭岳が平年より早く初冠雪するなど、ここにきて朝晩を中心に気温が下がっている。北海道電は暖房使用の増加に備え対応を急ぐが、電力不安の解消がやや遠のいた形だ。
北海道電によると、燃料の石炭を効率よく燃やすため粉砕する「微粉炭機」と呼ばれる機器で異常な温度上昇が起きた。2号機には6台の微粉炭機があり、うち2台が同じ状態になったという。微粉炭機の内部に粉砕した石炭が堆積しているのが原因とみられる。
粉砕した石炭は空気とともにボイラー設備に送られる。最悪の場合、火災につながる恐れがあり、点検と清掃作業に3週間程度かかる見通し。
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