プロセッサはクアッドコアの第8世代Intel Core i7-8550U、さらに独立GPU(グラフィックス)としてNVIDIA GeForce MX 150を搭載。さらにThunderbolt 3端子を備え、拡張ボックスを介した外付けGPUにも対応。外付けGPUとしてGeForce GTX 1080をサポートするなど、高いグラフィックスの拡張性も売りにします。
ディスプレイは13.9インチの3000 x 2000(260ppi)解像度で、sRGBを100%カバー。最大輝度450nitで、発色・精細感ともに良好です。また、MacBook Proにはないアドバンテージがタッチパネルへの対応。Windows 10はタッチジェスチャーも充実していますが、その機能をフルに利用できます。
次にキーボードの打鍵感について。キーストロークは浅いものの、MacBookのバタフライキーボードほどの浅さはなく、キーを押し込んでいる感はそこそこあります。また印象的なのがトラックパッド(タッチパッド)。MacBook Pro並に広いため、ポインター操作や複数指を使ったジェスチャーが快適です。
左側面には前述のThunderbolt 3端子のほか、USBタイプC端子、イヤホンジャックを搭載。
スピーカーは4つ搭載。ドルビーアトモス対応で空間的な音響を楽しめます。さらに、マイクも4基搭載し、周囲の音を360°拾うことができます。
右側面にはUSBタイプA端子を備え、周辺機器との接続性も高められています。
MacBook Proに比べて本体がさらに薄い点もアピールします。
インカメの実用性が懸念点
前述の通り、ベゼルが細すぎるためキーボードに配置したポップアップ式のインカメラですが、この使用感は賛否が分かれそうです。カメラが下の位置にあるため、画面に映る相手の顔を見ながらスカイプ通話などをすると、自分の顔が下から仰ぎ気味に映ってしまうためです。ベゼルレス化で先行するスマートフォンでは、画面に「ノッチ」を設けることで、挟ベゼルとインカメラの共存を図っています。「HUAWEI Mate X Pro」のアプローチはとてもユニークですが、今後の定番になるかと聞かれれば微妙なところ。とはいえ、インカメラを除けば、高性能・拡張性・携帯性の3つを兼ね備えたノートPCと言えます。
本体価格はCore i5、8GB RAM、256GBストレージの最小構成モデルで1499ユーロ(約19万円)から。2018年第2四半期に出荷予定。日本は一次発売国には含まれていません。
Read Again http://japanese.engadget.com/2018/02/25/matebook-x-pro-91-macbook-pro/
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