2018年2月23日金曜日

生命保険各社に保険料率見直しの動き 日本生命は最大24%値下げ 明治安田は増配

 長生きする人が増えたことから、生命保険各社に保険料率を見直す動きが広がっている。保険金の支払い負担が減っている死亡保険料は引き下げる方向だ。ただ、中長期的には、「団塊の世代」がすべて75歳以上の後期高齢者となる「2025年問題」が控え、契約者が急減し、保険金支払いは急増することが予想される。生保各社の生き残りをかけた戦いが熱を帯びている。(米沢文)

 日本生命保険は23日、定期保険の保険料を最大24%引き下げると発表した。たとえば40歳男性が保険期間10年、保険金額2千万円の定期保険に入る場合、保険料は12%安くなり、月7020円となる。平成28年度の販売実績に当てはめると、平均で12%の値下げとなる。4月以降の新契約から適用する(既契約については7月以降の更新から適用)。

 各社が保険料を見直すのは、保険料の算定基準となる「標準生命表」が4月、11年ぶりに改定されることを踏まえたものだ。30年度以降の適用分では、長寿化で全年齢の死亡率が改善し、40歳男性の死亡率は千人当たり1・48人から1・18人に、40歳女性は同0・98人から0・88人にそれぞれ減少する。

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