欠陥によってリコール対象となった電気コンロや電子レンジなどの家庭用製品を使い続けたことで、昨年3月までの10年間に、火災などの重大事故が約1300件起きていたことが22日、NITE(ナイト、製品評価技術基盤機構)のまとめでわかった。
事故による死者は6人、重傷者も84人に上り、NITEは注意を呼びかけている。
NITEによると、2007~16年度の10年間で、確認された家庭用製品による重大事故は計9780件。リコール製品による事故は2334件で、そのうち半数以上の1283件は、製品がリコール対象となった後に、製品の欠陥などが原因で起きていた。使用者がリコール情報を知らなかったか、知っていても使い続けたためとみられる。
リコール後に事故が多かったのは、誤ってスイッチが入りやすい電気コンロや、油漏れで発火の危険がある石油給湯器、部品の不具合で発煙の恐れがある電子レンジなど。ある事業者の電気コンロは07年にリコールになっていたが、その後も火災などの事故115件が起きていた。
Read Again http://www.yomiuri.co.jp/national/20180222-OYT1T50147.html
0 件のコメント:
コメントを投稿