全日空は25日、羽田空港新整備場地区の公道で、ソフトバンクグループの「SBドライブ」とともに自動運転バスの実証実験を行った。2020年以降、空港の制限区域で乗員や乗客を運ぶバスへの導入を目指す。
空港の制限区域は車両の速度や経路も決められ、急な飛び出しの恐れも小さいことから、自動運転導入の期待がかかる。18年度、制限区域内での実験も予定。全日空の片野坂真哉会長は「空港の地上支援業務は数十年、仕事の進め方が変わっていない。少ない労力と人数で働きやすい環境をつくり上げたい」と話した。
無人で自動走行する「レベル4」の実験では、衛星利用測位システム(GPS)などの情報を基に、バスが1・4キロの公道を時速10キロでゆっくりと進行。大型2種免許を持つ「遠隔監視者」が、車内外を写したモニターで安全確認した。
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