「g08」は、NTTレゾナントが「gooのスマホ」として、2月23日に発売したAndroidスマートフォン。縦横比18:9の縦長ディスプレイや広角120度撮影対応のデュアルインカメラを搭載するミドルレンジモデルだ。編集部スタッフそれぞれの視点から「g08」を紹介する。
編集部・石井
製造はフランスブランドの「Wiko」。同メーカーが日本で発売した「View」と似ている。端末設定のモデル名は「View Prime」で、海外で発売された「View」の上位モデルがベースとなっているようだ。スペック面ではチップセットに「Snapdragon 430」を搭載し、メモリーは4GBと「View」からやや強化されている。
背面で緩やかなカーブを描くラインなど、Viewよりも丸みが強調されたデザインになっている。厚さは約8.3mmに抑えられており、片手持ちでも安定して操作できそう。ディスプレイの発色は良く、動作に不安定さは感じない。
縦長のディスプレイと並んで特徴となるのが、デュアルレンズ仕様のインカメラだ。超広角レンズで、グループでのセルフィーや、風景を入れたセルフィーも対応する。プリインストールのアプリはgooが用意したものが中心で、押し売りなどに男性の声で応答する「代わりに応答」アプリや、ママ向けのSNSアプリなど、女性ユーザーを意識した内容になっている。
この機種を紹介するなら、販売方法も触れておくべきだろう。NTTレゾナントの公式ストア「goo Simseller」で価格は2万5800円(税抜、以下同)。そして、発売記念セールでは格安SIM「OCN モバイル ONE」の音声SIMセット「らくらくセット」なら契約手数料込みで6800円で購入できる。
ただし、SIMカードは月額1600円~の料金がかかり、半年以内の解約では違約金が発生するのは注意が必要だ。また、購入時に契約事務手数料を無料にするには、キャンペーンサイトの手順に従い入手したクーポンコードを入力する必要がある。
ところで「g08」は、3キャリアのVoLTEをサポートし、LTE+3Gで2枚のSIMを同時利用できる(DSDS対応)。つまり、大手キャリアで使っているSIMカードは通話中心で利用して、格安SIMをデータ通信で使うことで料金を抑える、という使い方ができる。
いきなり大手キャリアを解約して、格安SIMに切り替えるというのは、心理的な抵抗が大きい。「とりあえず半年使ってみて、厳しそうなら解約する」というスタンスで臨む方が抵抗は少ないだろう。家庭の携帯代を抑える方法を試してみたい方にも適しているといえそうだ。
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