2018年2月20日火曜日

19年のG20首脳会議、大阪で開催へ 政府方針

 政府は20日、2019年に日本で開く20カ国・地域(G20)首脳会議を大阪で開く方針を決めた。宿泊施設の数や交通機関、警備面などを考慮し開催に適していると判断した。08年に始まった同会議を日本で開くのは初めて。大阪市は大阪府などと25年の国際博覧会(万博)誘致をめざしており、政府として国際的な知名度向上を後押しする狙いもありそうだ。

政府は2019年に日本で開く20カ国・地域(G20)首脳会議を大阪で開く方針を固めた

政府は2019年に日本で開く20カ国・地域(G20)首脳会議を大阪で開く方針を固めた

 複数の政府関係者が明らかにした。近く正式表明する。19年のいつごろ開くかは最終調整中だ。

 開催地を巡っては福岡市や愛知県なども誘致を希望し、外務省を中心にホテルの収容人数などの実地調査を進めていた。福岡市の場合、宿泊施設の数の不足などが指摘されていた。警備当局は国際会議を開いた実績が豊富な大阪での開催を推していたとされる。

 政府内では、19年5月に皇太子さまの即位に伴う儀式を開くことを踏まえ、海外要人と会見しやすい東京でのG20首脳会議の開催を探る動きもあった。ただ9月から東京を中心にラグビーワールドカップ(W杯)を開くことなどから、東京側はG20首脳会議の開催に難色を示していた。

 G20首脳会議はリーマン・ショック後の危機対応を協議するため08年から始まった。主要7カ国(G7)に中国、ロシアなどを加えた約35カ国・機関が参加し、世界経済などで意見交換する。

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