電気自動車(EV)の分野で「出遅れている」といわれている日本の自動車大手だが、唯一、早くから気を吐いているのが日産自動車だ。昨年10月、7年ぶりに全面改良したEV「リーフ」を国内発売。同年末からは、電力会社や環境関連企業などと連携して新型リーフのPRと普及を狙った啓発活動を矢継ぎ早に打ち出した。EVの本格普及はまだ先という段階にもかかわらず、日産はなぜこれほどまでに躍起なのか-。
(※2月13日にアップされた記事を再掲載しています)
2月1日、川崎市で開かれた「川崎国際環境技術展」。太陽光発電に代表される再生可能エネルギーとEVの未来像を示す実証実験が行われた。飲食店や食品工場の排水から回収した大量の油脂を燃料化。これを燃やして発電した電力で新型リーフを充電・試乗してもらう国内初の試みだ。
燃料化技術は、経済産業省所管の公的機関「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)の補助を受けて、環境機器メーカーのティービーエム(埼玉県所沢市)が開発。担当者は「自治体のゴミを原料にEVタクシーを走らせ、乗客が啓発される仕組みができれば、EVは広がる」と抱負を語り、日産との連携に期待感を示した。
それに応えるように、日産の販売会社、神奈川日産自動車(横浜市)の担当者は「EVを体感してもらう機会を増やしたい」と意気込んだ。
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