製品評価技術基盤機構(NITE)は22日、給湯器や電気こんろなどがリコールとなった後も点検や交換を受けずに使い続け、事故に至った件数が、昨年3月までの10年間に1283件に上ったと発表した。大半は火災となり、死亡が2件、重傷事故も80件あった。ホームページや新聞のリコール情報に注意し、掲載された製品は使用を中止して事業者に連絡するよう呼び掛けている。
製品別では「小形キッチンユニット用電気こんろ協議会」の電気こんろで最多の115件の事故が起き、「ノーリツ」の石油給湯器で100件、「岩谷産業」の電子レンジで45件あった。
2013年2月には、長崎市のグループホームで、加湿器(TDK、1999年リコール)から出火して高齢入所者5人が死亡した。今年1月には電子レンジ加熱式の湯たんぽ(ADEKA、99年リコール)が破裂し、使用者が重いやけどを負った。
NITEの担当者は「古い製品の場合は、経年劣化による事故にも注意してほしい」と話している。〔共同〕
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