おばあさんからゴールドマン・サックスまで、誰もがこの1年は仮想通貨ビットコインに殺到したように見えるが、少なくとも一つのグループは出口を探している。それは犯罪者たちだ。
調査会社レコーデッド・フューチャーの分析によれば、仮想通貨で最も幅広く使用されるビットコインは向こう半年から1年で、「ダークウェブ」と呼ばれる匿名性の高いインターネット空間の支払い手段として圧倒的な位置付けを失う公算が大きいという。最大のライバルは「ライトコイン」と「ダッシュ」だという。
利用者が増えすぎてネットワークに負担が生じ手数料も上昇したことで、ビットコインでの取引は割高になり、効率性が低下している。その結果、一部の熱狂的な仮想通貨利用者は、ビットコインをかなり早い段階から採用してきた犯罪者を含め、他のデジタル通貨に切り替えている。
「ビットコインは違法な闇社会の取引では依然として代表的な決済手段だが、他の仮想通貨の一部に地歩を奪われつつある」とレコーデッド・フューチャーはこのほどまとめたリポートで指摘した。ライトコインはデジタル通貨の時価総額で6位だが、ダークウェブのベンダーの3分の1近くが代替決済手段として受け入れている。
また、同12位のダッシュは20%のベンダーが採用しているという。
ダッシュ・コア・グループの最高経営責任者(CEO)、ライアン・テイラー氏は「ダッシュのネットワークは、ダッシュをプラットフォーム上で使用するダークネットの存在を全く知らない。ベンダーの20%がダッシュをダークネットの取引で受け入れていると結論付けたリポートの主張はばかげていると考える」と反論した。(ブルームバーグ Lily Katz)
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