30日午後9時ごろ、函館発羽田行き全日空558便ボーイング787(乗客乗員計287人)が、左エンジンに不具合があるとして緊急事態を宣言した。約15分後に羽田空港に着陸し、誘導路上で停止した。けが人はいないという。
国土交通省や全日空によると、乗員から左エンジンの排気温度が高いとの連絡があったという。羽田に着陸後、誘導路上でエンジンを止めた。
Read Again http://www.sankei.com/affairs/news/180630/afr1806300016-n1.html30日午後9時ごろ、函館発羽田行き全日空558便ボーイング787(乗客乗員計287人)が、左エンジンに不具合があるとして緊急事態を宣言した。約15分後に羽田空港に着陸し、誘導路上で停止した。けが人はいないという。
国土交通省や全日空によると、乗員から左エンジンの排気温度が高いとの連絡があったという。羽田に着陸後、誘導路上でエンジンを止めた。
Read Again http://www.sankei.com/affairs/news/180630/afr1806300016-n1.html30日午後1時半ごろ、広島県東広島市のJR山陽新幹線東広島駅の駅員から、「線路内に人が侵入した」と県警東広島署に通報があった。警察官が駆けつけて周囲を捜索したところ、駅から約500メートル離れた水田の中で男を発見。強盗容疑で指名手配していた住所不定、無職の男(37)とわかり、強盗容疑で逮捕した。この影響で山陽新幹線は一時運転を見合わせた。
海田署によると、男は3日前の27日未明、広島市安芸区内のコンビニで、カウンター越しに男性店員(23)にカッターナイフをちらつかせ、「金を出せ」と脅した疑いがある。レジを自分で開けようとしたが開けられず、逃走。清涼飲料水1本を奪った疑いで指名手配されていた。
男はこの日、駅の周辺で警察官の姿を見て、線路内に逃げ込んだとみられる。JR西日本によると、この影響で山陽新幹線は広島―三原間の上下線で約1時間運転を見合わせた。計20本の列車が最大約1時間遅れ、8700人に影響が出た。
Read Again https://www.asahi.com/articles/ASL6Z5R5BL6ZPITB00Y.html30日午後9時ごろ、函館発羽田行き全日空558便ボーイング787(乗客乗員計287人)が、左エンジンに不具合があるとして緊急事態を宣言した。約15分後に羽田空港に着陸し、誘導路上で停止した。けが人はいないという。
国土交通省や全日空によると、乗員から左エンジンの排気温度が高いとの連絡があったという。羽田に着陸後、誘導路上でエンジンを止めた。
【共同通信】
元ライブドア社長で実業家の堀江貴文さんが出資する宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズ(IST)の小型ロケット「MOMO」2号機が30日、北海道大樹町での打ち上げ直後に落下、炎上した。何らかのトラブルでエンジンが停止したと見られる。
ISTによると、午前5時30分、同町の海岸近くに設けられた射場から打ち上げた直後、機体が地面に落下、炎上した。稲川貴大社長によると、打ち上げの1秒後にエンジンの燃焼圧力が突然3割下がり、4秒後には圧力がゼロになって推力を失って機体が落下、地面にぶつかって爆発した。稲川さんは「多くの期待に応えられず、申し訳ない」と話した。
MOMOの打ち上げ失敗は2回目。昨年7月の1号機打ち上げは、発射から約1分後に通信が途絶えてエンジンを停止。高度約20キロから海上に落下した。
2号機の打ち上げは当初4月を予定していたが、直前に機体の窒素ガス漏れが見つかるなどして延期していた。
堀江さんは会見で「今までにない失敗の形。先が見えない中で、次につなげるにはどうすれば良いかを考えている」と話した。
■世界のロケットは民間…
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30日午後1時40分ごろ、広島県東広島市の山陽新幹線東広島駅で線路内に男が立ち入った。広島県警は約40分後、東広島駅から北西約500メートルの田んぼの中で身柄を確保。27日発生のコンビニ強盗に関わったとして強盗容疑で指名手配していた住所不定、無職、遠藤洋容疑者(37)と分かり、逮捕した。
県警は新幹線特例法違反の疑いもあるとみて、侵入経緯や動機などを調べる。30日に東広島駅近くのホテルで不審人物の目撃情報があり、県警が周辺を警戒していた。
逮捕容疑は27日午前4時ごろ、広島市安芸区船越南3丁目のコンビニで男性店員をカッターナイフで脅し、店の炭酸飲料水を奪った疑い。
山陽新幹線は三原-広島間で一時運転を見合わせた。上下線20本が最大約1時間遅れ、約8700人に影響が出た。
Read Again http://www.sankei.com/west/news/180630/wst1806300051-n1.html30日午後1時40分ごろ、広島県東広島市の山陽新幹線東広島駅で線路内に男が立ち入った。広島県警は約40分後、東広島駅から北西約500メートルの田んぼの中で身柄を確保。27日発生のコンビニ強盗に関わったとして強盗容疑で指名手配していた住所不定、無職、遠藤洋容疑者(37)と分かり、逮捕した。
県警は新幹線特例法違反の疑いもあるとみて、侵入経緯や動機などを調べる。山陽新幹線は三原―広島間で一時運転を見合わせた。上下線20本が最大約1時間遅れ、約8700人に影響が出た。
逮捕容疑は27日午前4時ごろ、広島市安芸区のコンビニで男性店員をカッターナイフで脅し、店の炭酸飲料水を奪った疑い。
30日に東広島駅近くのホテルで不審人物の目撃情報があり、県警が周辺を警戒していた。〔共同〕
Read Again https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3246752030062018AC8Z00/[unable to retrieve full-text content]
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JR西日本は30日、新大阪駅20番線ホームで「ハローキティ新幹線」の出発セレモニーを開催した。営業初列車の「こだま730号」は11時12分頃、新大阪駅20番線ホームへ入線。出発セレモニーの後、「こだま741号」として11時29分頃、再び博多駅へ出発した。
「ハローキティ新幹線」はJR西日本とサンリオの人気キャラクター、ハローキティがコラボした新幹線。西日本の地域活性化をめざすプロジェクトの一環で6月30日から運行される。使用車両の500系V2編成は、今年5月まで「500 TYPE EVA」として活躍した編成。「500 TYPE EVA」から「ハローキティ新幹線」への劇的な変化を観察すると楽しいだろう。
車内も「ハローキティ新幹線」の名にふさわしい仕様となっている。1号車の地域展示スペース「HELLO! PLAZA」では西日本の各地域を期間限定で紹介。2号車の特別内装車「KAWAII! ROOM」(自由席)はハローキティとの旅気分が楽しめる装飾が自慢だ。
新大阪駅20番線ホームでは、11時前から多くの鉄道ファンが詰めかけた。11時12分頃、JR西日本新大阪駅長、JR東海新大阪駅長をはじめ関係者らが見守る中、「ハローキティ新幹線」で運行された「こだま730号」が入線。白色ベースの車両が多い新大阪駅新幹線ホームにあって、ピンクを基調とした「ハローキティ新幹線」は新鮮に映った。
「ハローキティ新幹線」の入線後、ハローキティが元気よく登場。「地域の魅力と触れ合える特別なお部屋があったり、乗っているだけでウキウキしちゃうオシャレな飾り付けがしてあったり、どんな体験が待っているかは乗ってからのお楽しみ!」と茶目っ気たっぷりに「ハローキティ新幹線」をPRした。
また、「ハローキティ新幹線」コンシェルジュに続き、山陰DCアンバサダーを務める田中加奈さんと木村美咲さんも挨拶。「ハローキティ新幹線」にも触れつつ、7月1日から9月30日まで開催される「山陰デスティネーションキャンペーン」(山陰DC)を紹介した。
11時29分頃、JR西日本新大阪駅長、JR東海新大阪駅長、ハローキティが出発合図を送り、「ハローキティ新幹線」の「こだま741号」が博多駅をめざして発車した。500系をリニューアルした「ハローキティ新幹線」は、新大阪駅でも大人気。発車時には20番線ホームだけでなく、向かい側の21番線ホームの利用者らも熱い視線を注いでいた。
Read Again https://news.mynavi.jp/article/20180630-hellokittyshinosaka/岐阜県下呂市で起きた土砂崩れのため下呂―高山間で運転を見合わせていたJR高山線は30日、不通区間が飛騨萩原―飛騨小坂間まで縮小した。JR東海によると、線路上に土砂が流入しており、同区間で復旧のめどは立っていないという。
名古屋と高山などを結ぶ特急ワイドビューひだ4本が全区間で運休したほか、下呂―高山間などでも部分運休。普通列車にも影響が出た。
同社は7月1日、普通列車が飛騨萩原―飛騨小坂間以外で一部を除き、始発から通常通り運行する。ワイドビューひだは上下計5本が全区間で運転を見送るほか、部分運休する。
土砂崩れは29日夕、下呂市萩原町上呂で発生。一部は民家の敷地内にも流れ込んだが、けが人はいなかった。
下呂市は同日、土砂災害の危険が高まったとして、萩原町上呂などに避難指示を出した。同地区では、住宅4棟に床上や床下が浸水する被害があった。
〔共同〕
Read Again https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32467760Q8A630C1CN8000/[unable to retrieve full-text content]
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30日午後1時40分ごろ、広島県東広島市の山陽新幹線東広島駅で線路内に男が立ち入った。東広島署によると、20~30代の男で、約40分後に東広島駅から北西約300メートルの住宅付近で身柄を確保した。駅構内から線路に降りたという目撃情報もあり、署が男から事情を聴いている。
山陽新幹線は三原-広島間で一時運転を見合わせた。上下線20本が最大約1時間遅れ、約8700人に影響が出た。
Read Again http://www.sankei.com/west/news/180630/wst1806300039-n1.html[unable to retrieve full-text content]
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証券大手の三菱UFJモルガン・スタンレー証券(東京都千代田区)の社員が昨年8月、日本の長期国債の先物取引で不正に価格を操作したとして、証券取引等監視委員会は29日、金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで、同社に課徴金約2億1800万円の納付を命じるよう金融庁に勧告し、発表した。監視委によると、国債の先物取引の相場操縦で証券会社を対象に勧告を出すのは初めてという。
発表によると、社員は同社で長期国債などの金融商品の取引を担当。昨年8月25日午後6時半ごろから約30分間にわたり、大阪取引所での長期国債の先物取引で、売買を成立させる意思がないのに見せかけで、約6千億円の買いや約2千億円の売りの注文を出し、他の投資家の売買を促して不正に相場を操縦した。注文により商品の価格が上下した後に売買して利ざやを稼ぎ、出した注文は数秒後に取り消していたという。
監視委によると、社員はこの約30分間で実際には335億円分の国債の先物取引の売買を成立させ、少なくとも158万円の利益を得ていた。社員は業務上の損失を抱えていたといい、監視委はこれを回復しようと相場操縦をしたとみている。金融商品取引の自主規制団体からの情報提供があったという。金商法は、相場操縦をした社員の取引だけでなく、その会社が持つ同じ銘柄数で課徴金を計算する。
長期国債は償還期間が10年で…
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29日午後0時35分ごろ、成田空港に着陸した韓国・仁川発の大韓航空703便ボーイング777が、誘導路で動けなくなって停止した。国土交通省などによると、右主脚の金属製の車軸が折れていた。乗客乗員計335人にけがはなかった。着陸の約1時間40分後から誘導路へ降ろし始め、バスでターミナルへ運んだ。
国交省は事故につながりかねない重大インシデントに当たると認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官4人を派遣。原因を詳しく調べる。
乗客の山梨県韮崎市の男性会社員(45)は「着陸前から機体が左右に傾いて揺れていた。着陸時は右側が下に傾いていた感じがする」と話した。
国交省成田空港事務所によると、車軸が折れたために、一部のタイヤが傾いていた。滑走路では金属やタイヤの破片が見つかった。
化学材料メーカー大手の日立化成は29日、ビルや工場で使うバックアップ電源用の鉛蓄電池で、顧客と取り決めた品質検査のデータを改ざんしていたと発表した。不正は少なくとも2011年4月から18年6月まで7年以上続き、約6万台を500社程度の顧客に納入した。素材産業は17年に神戸製鋼所で品質不正問題が発覚して以降、不正の連鎖が続いている。
不正対象の製品は日立化成の名張事業所(三重県名張市)でつくる産業用の鉛蓄電池。非常用電源として、データセンターや原子力発電所などにも使われている。
電池の容量を示す電圧を巡り顧客と取り決めた検査を行わず、改ざんした数値を報告書に記載していた。改めて調べたところ「品質に問題はない」(日立化成)という。
11年3月以前については現在調査中で、対象期間や納入企業数がさらに増える可能性がある。弁護士らで構成する特別調査委員会が詳しく調べる。
日立化成の産業向け鉛蓄電池のうち、不正が発生したのは年間売上高の約6%分(約50億円)。産業用とは別の自動車向け鉛蓄電池は不正対象ではないとしている。
丸山寿・社長兼最高経営責任者(CEO)が29日、都内で記者会見し、「徹底的に原因を調査し、再発防止策を作り上げたい」と謝罪した。
東京本社の経営陣が不正を知ったのは6月13日。名張事業所で品質保証を担当する部長は17年11月に事業所長(工場長)に不正を伝えたが、事業所長は東京本社の経営陣まで情報を上げていなかった。昨年以前についても「品質保証部長は不正を知る立場にあっただろう」(丸山社長)。
名張事業所はもともと旧・新神戸電機が運営していた。新神戸電機は16年1月に日立化成が吸収合併した。
Read Again https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32429870Z20C18A6TJC000/証券取引等監視委員会は29日、日本国債の先物取引で相場操縦をしていたとして、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に対し2億1837万円の課徴金納付を命じるよう金融庁に勧告した。実際には成約させる意思がないにもかかわらず大量の売りと買いの注文を出す「見せ玉」と呼ぶ手口で不正に価格を操作したという。
証券会社による長期国債先物を対象にした相場操縦は初めてで、デリバティブ(金融派生商品)に限ると、過去最大の課徴金額になる。
不正取引をしたのは同社のディーラー1人で、2017年8月に同社の自己勘定で取引していた。大量の売買発注で相場が活況であるようにみせかけ、価格変動に伴うさやを抜いていた。この相場操縦で同社は158万円の利益をあげたという。監視委はこのディーラーが個人の判断でやったとみている。
監視委によるとディーラーは自分の取引で評価損を抱えていたといい、回復するために相場操縦をしたとみられる。日本取引所自主規制法人からの情報提供で実態調査し、不正が判明した。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は「このような事態が発生したことはきわめて遺憾で重く受け止める。市場の公正性や透明性を損なう行為でほかの市場関係者やお客様をはじめとする関係者に多大な迷惑をかけたことを心よりおわびする」と謝罪した。
親会社の三菱UFJフィナンシャル・グループの2018年3月期の市場部門の営業純益は前の期比約3割減の2545億円だった。「組織的な不正ではない」(三菱UFJ)というが、国債の運用難が続くなか、社内に過度に利益貢献を目指す風潮があったのではないかとの見方もある。
三菱UFJでは同じくグループ会社のモルガン・スタンレーMUFG証券が16年、自己勘定部門による西武ホールディングス株の相場操縦で金融庁から2億円強の課徴金納付命令を受けている。度重なる不祥事によるイメージダウンの影響は小さくない。
Read Again https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32408070Z20C18A6EA4000/日本国債の先物取引市場で相場を操縦して利益を得たとして、証券取引等監視委員会は29日、金融商品取引法に基づき、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(東京)に課徴金約2億1800万円を納付させるよう金融庁に勧告した。国債の先物取引に関して証券会社への勧告は初めて。
監視委によると、同社のディーラーが昨年8月25日、大阪取引所で長期国債の先物取引をした際、注文と取り消しを繰り返し、取引が活発なように見せ掛ける「見せ玉」という手法を使って価格を変動させ、158万円の利益を得ていた。自らの損失を回復させるためだったとみられる。
利益に比べて課徴金額が大きくなったことについて、監視委は「他の社員も同じ国債を扱っていたため」としている。
同社は「遺憾であり、重く受け止めている。再発防止に努めたい」とコメントした。
Read Again http://www.sankei.com/economy/news/180629/ecn1806290050-n1.html29日午後0時40分ごろ、千葉県の成田空港に着陸したソウル発の大韓航空703便(ボーイング777―300型)が、誘導路を走行中にタイヤの車軸が折れて動けなくなった。乗客乗員335人にけがはなかった。国土交通省は深刻な事故につながりかねない重大インシデントに認定、運輸安全委員会が原因を調べる。
国交省成田空港事務所によると、右側の主脚のタイヤをつなぐ車軸が折れた。6個のタイヤが二つずつ3列に並んだ最後列の部分という。乗客乗員は停止から約1時間40分後に臨時バスでターミナルに移動。金属片の回収などのため、2本の滑走路のうち1本が20分間閉鎖された。
山梨県韮崎市の男性会社員(45)は「風のせいか、少し傾きながら着陸したように感じた。乗客は冷静だった」と話した。(黒川和久)
Read Again https://www.asahi.com/articles/ASL6Y5KFBL6YUDCB01J.html29日午後0時35分ごろ、成田空港に着陸した韓国・仁川発の大韓航空703便ボーイング777が、誘導路で動けなくなって停止した。国土交通省などによると、右主脚の金属製の車軸が折れていた。乗客乗員計335人にけがはなく、誘導路で降ろし、バスでターミナルへ運んだ。
国交省は事故につながりかねない重大インシデントに当たると認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官4人を派遣。原因を詳しく調べる。
国交省成田空港事務所によると、車軸が折れたために、一部のタイヤが傾いていた。滑走路では金属やタイヤの破片が見つかった。
【共同通信】
証券取引等監視委員会は29日、日本国債の先物取引に絡んで相場操縦をしていたとして、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に対して2億1837万円の課徴金納付を命じるよう金融庁に勧告したと発表した。実際には売買する意思がないにもかかわらず大量の注文を出す「見せ玉」と呼ばれる手法で不正に価格を操作したという。
証券会社による長期国債先物を対象にした相場操縦は初めてで、デリバティブ(金融派生商品)に限ると、過去最大の課徴金額になる。
不正な取引をしたのは同社のディーラー1人で、2017年8月に同社の自己勘定で取引していた。主にプロの投資家が売買する市場で、投資判断に影響を与える価格変動が起きたという。この相場操縦で同社は158万円の利益をあげていたという。日本取引所自主規制法人からの情報提供で監視委が実態調査し、不正が判明した。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は「このような事態が発生したことはきわめて遺憾であり、重く受け止める。市場の公正性や透明性を損なう行為によりほかの市場関係者やお客様はじめとする関係者に多大な迷惑をかけたことを心よりお詫びする」と謝罪。「勧告を厳粛に受け止め、2度とこのようなことが発生しないよう、研修を強化するなど再発防止に取り組む」とした。
Read Again https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32408070Z20C18A6EA4000/証券取引等監視委員会は29日、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が日本国債先物取引で不正に価格操作したとして、2億1837万円の課徴金を命じるよう金融庁に勧告した。
発表によると三菱モルガンは昨年8月、長期国債先物を「見せ玉」と呼ばれる手法で売買し、大阪取引所の長期国債先物の相場を変動させるよう不正に操作していた。金融商品取引法に違反すると認定した。
同社は電話取材に「このような事案が発生したことは極めて遺憾であり、大変重く受け止めている。市場の公正性、透明性を損なう行為によりほかの市場参加者や、お客様をはじめとする関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし心よりお詫び申し上げる」とコメント。その上で国債先物ディーラーの処分を検討する方針だとした。
三菱モルガンは三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と米モルガン・スタンレーの合弁会社。同じ両社による別の合弁会社、モルガン・スタンレーMUFG証券は2016年12月に監視委から、西武ホールディングス株式の相場操縦を行ったと指摘されていた。
(第4段落に三菱モルガンの説明を追加しました.)
Read Again https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-29/PB2NR26KLVRC01石油元売り大手の出光興産は28日、東京都内で株主総会を開いた。昭和シェル石油との経営統合に反対していた創業家の一部が賛成に転じ、今後の協議の行方が注目される中、会社側は株主らに創業家側との協議を再開したことを説明した。【袴田貴行、和田憲二】
総会は株主約300人が出席し、非公開で行われた。出席した株主によると、木藤俊一社長が「大株主との間で協議を再開している」と表明したが、具体的な説明はなかった。株主からは早期の経営統合に賛成する意見が多く出されたという。創業家側からの発言はなかった。総会は約2時間で終わり、月岡隆会長らの取締役選任など会社提案議案はすべて承認された。
総会終了後に取材に応じた男性株主(67)は「合併には賛成。早く進めてほしい」と語った。一方、別の男性株主(68)は「合併しないと生き残れないとは思わない。出光ブランドを残してほしい」と語った。
出光と昭和シェルは2015年7月に経営統合に合意。17年4月の統合を目指していた。しかし、16年6月の出光の株主総会で、創業家側が「企業文化の違い」などを理由に反対票を投じて経営側と対立。統合計画は無期延期となっている。
創業家による出光株の持ち分は関連会社を含めて約28・5%。関係者によると、出光昭介名誉会長と次男正道氏がなお反対する一方、長男正和氏は賛成に転じた。正和氏は個人名義で約1%、自身が社長を務める資産管理会社「日章興産」を通じて約13%を保有。一方、昭介氏と正道氏は個人で計約2%、昭介氏が代表を務める財団や関連会社が計約12%を保有している。
経営側はこれまで、増資による新株発行で創業家の議決権を3分の1以下に引き下げる一方、「強行採決」ではなく、あくまで創業家との対話で解決を目指す方針をとってきた。創業家の持ち株の一定数を保有する正和氏が賛成に転じたことで、統合実現へ前進した形だ。
昭介氏に近い関係筋によると、昭介氏は「正和は賛成したが、私と正道は依然反対している。今後の動きは木藤社長次第だ」と話しているという。経営側が正和氏の方針転換を受け、昭介氏らの反対を押し切って統合へ踏み込むのかどうかが焦点となる。
また、別の関係筋によると、旧「村上ファンド代表」で投資家の村上世彰氏や、香港に拠点を置く投資ファンドなど「物言う株主」も出光株を保有しているという。昭和シェルとの合併で企業価値を向上させることを主張しているとみられ、こうした動きも経営統合に影響を与える可能性がある。
Read Again https://mainichi.jp/articles/20180629/ddm/008/020/094000c 東海道新幹線のぞみの車内で乗客3人が刺され死傷した事件で、会社員男性に対する殺人容疑で送検された無職小島一朗容疑者(22)について、神奈川県警は28日、近くの座席にいた女性2人に対する殺人未遂の疑いで29日午前に再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
小島容疑者は「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」と供述しており、県警は同容疑者の親族らから話を聴くなど、動機や経緯の解明を進めている。(2018/06/29-02:14)
石油元売り大手の出光興産は28日、東京都内で株主総会を開いた。昭和シェル石油との経営統合に反対していた創業家の一部が賛成に転じ、今後の協議の行方が注目される中、会社側は株主らに創業家側との協議を再開したことを説明した。
総会は株主約300人が出席し、非公開で行われた。出席した株主によると、木藤俊一社長が「大株主との間で協議を再開している」と表明したが、具体的な説明はなかった。株主からは早期の経営統合に賛成する意見が多く出されたという。創業家側からの発言はなかった。総会は約2時間で終わり、月岡隆会長らの取締役選任など会社提案議案はすべて承認された。
総会終了後に取材に応じた男性株主(67)は「合併には賛成。早く進めてほしい」と語った。一方、別の男性株主(68)は「合併しないと生き残れないとは思わない。出光ブランドを残してほしい」と語った。
出光と昭和シェルは2015年7月に経営統合に合意。17年4月の統合を目指していた。しかし、16年6月の出光の株主総会で、創業家側が「企業文化の違い」などを理由に反対票を投じて経営側と対立。統合計画は無期延期となっている。
創業家による出光株の持ち分は関連会社を含めて約28.5%。関係者によると、出光昭介名誉会長と次男正道氏がなお反対する一方、長男正和氏は賛成に転じた。正和氏は個人名義で約1%、自身が社長を務める資産管理会社「日章興産」を通じて約13%を保有。一方、昭介氏と正道氏は個人で計約2%、昭介氏が代表を務める財団や関連会社が計約12%を保有している。
経営側はこれまで、増資による新株発行で創業家の議決権を3分の1以下に引き下げる一方、「強行採決」ではなく、あくまで創業家との対話で解決を目指す方針をとってきた。創業家の持ち株の一定数を保有する正和氏が賛成に転じたことで、統合実現へ前進した形だ。
昭介氏に近い関係筋によると、昭介氏は「正和は賛成したが、私と正道は依然反対している。今後の動きは木藤社長次第だ」と話しているという。経営側が正和氏の方針転換を受け、昭介氏らの反対を押し切って統合へ踏み込むのかどうかが焦点となる。
また、別の関係筋によると、旧「村上ファンド代表」で投資家の村上世彰氏や、香港に拠点を置く投資ファンドなど「物言う株主」も出光株を保有しているという。昭和シェルとの合併で企業価値を向上させることを主張しているとみられ、こうした動きも経営統合に影響を与える可能性がある。【袴田貴行、和田憲二】
Read Again https://mainichi.jp/articles/20180629/k00/00m/020/114000c