2018年6月23日土曜日

新・新幹線N700S初の全線走行試験 東京五輪にらみ東海道に導入

 JR東海は23日、東海道新幹線の新型車両「N700S」を東京駅で報道陣に公開。東京駅-新大阪駅で初の全線試験走行を実施した。

 平成32(2020)年度からの営業運転を予定している車両で、午前10時すぎ、大井車両基地(東京都品川区)から東京駅に入ったN700Sは約15分後、新大阪に向けて出発した。ホームでは鉄道ファンや偶然居合わせた人たちがうれしそうに写真を撮っていた。

 試験走行は、3月から始め、加速やブレーキの性能、揺れなどを確認している。6月からは走行中にレールの状態を細かく計測し、リアルタイムで指令に送るシステムも新たに搭載した。

 愛知県に旅行に行く途中に偶然見かけたという東京都江東区の自営業、白土尊之さん(37)は「ラッキーです。2歳の子供と将来、一緒に乗りたい」と話した。

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