【市場反応】米5月シカゴ連銀全米活動指数、予想外のマイナスでドル軟調
米国の5月シカゴ連銀全米活動指数は-0.15と、4月0.42から予想外に1月来のマイナスに落ち込んだ。
ドル・円は、109円59銭前後でもみ合い。ユーロ・ドルは1.1702ドルまで上昇し、14日来の高値を更新した。
【経済指標】
・米・5月シカゴ連銀全米活動指数:-0.15(予想:0.30、4月:0.42←0.34)
【速報】米・5月シカゴ連銀全米活動指数は予想を下回り-0.15
日本時間25日午後9時30分に発表された米・5月シカゴ連銀全米活動指数は予想を下回り、-0.15となった。
【経済指標】
・米・5月シカゴ連銀全米活動指数:-0.15(予想:0.30、4月:0.42←0.34)
シカゴ連銀全米活動指数の発表を控えて、ユーロドルは1.1690ドル台
まもなく発表される米5月シカゴ連銀全米活動指数を控えて、1.1702ドルまで上値を伸ばしたユーロドルは1.1692ドル付近で底堅い。ポンドドルも1.3290ドルまで強含み、1.3280ドル前後での推移となっている。ドル円は109.60円近辺で小じっかり。米10年債利回りは2.88%後半と時間外での下げ幅を縮小している。
ユーロ円が128.18円近辺、ポンド円は145.55円付近、豪ドル円が81.40円前後で強含みに推移している。
【まもなく】米・5月シカゴ連銀全米活動指数の発表です(日本時間21:30)
日本時間25日午後9時30分に米・5月シカゴ連銀全米活動指数が発表されます。
・米・5月シカゴ連銀全米活動指数
・予想:0.30
・4月:0.34
【ディーラー発】トルコリラ売り優勢(欧州午後)
午後に入り、トルコ円は徐々にエルドアン大統領による強権的な政権運営に対する懸念が再び強まり、一転23円15銭付近まで急反落。一方、ユーロは対ドルで先週末高値を上抜けると1.1693付近まで買われ本日高値を更新、対円でも128円14銭付近まで下値を切り上げたほか、ポンドも対ドルで1.3283付近まで、対円で145円61銭付近まで上伸するなど欧州通貨が強含み。また、ドル円は米債利回りが一段と低下幅を縮小したことで109円64銭付近まで戻りを試している。21時09分現在、ドル円109.595-598、ユーロ円128.088-093、ユーロドル1.16873-877で推移している。
【NY市場の経済指標とイベ ント】:6月25日
[欧米市場の為替相場動向]
6月25日(月) (注:数値は市場コンセンサス、前回数値)
・21:30 米・5月シカゴ連銀全米活動指数(4月:0.34)
・23:00 米・5月新築住宅販売件数(予想:66.5万戸、4月:66.2万戸)
・23:30 米・6月ダラス連銀製造業活動指数(予想:24.0、5月:26.8)
ユーロドル 1.1693ドルまで上値を伸ばす、6/14以来の水準
ロンドン午後に入りユーロドルの買いが強まり、1.1693ドルとECB理事会とドラギECB総裁の会見があった14日以来の水準まで上昇した。ユーロ円も底堅いが128円台では伸び悩んでいる。ポンドもユーロに連れ高となり、ポンドドルが1.3275ドルと本日の高値圏、ポンド円は145円半ばまで買い戻されての推移。ドル円は109.57円前後でもみ合い。
ダウ平均先物は150ドル安と下げ幅を縮小し、米10年債利回りが2.88%前半で推移している。
ドル・円は109円42銭から109円65銭で推移
[欧米市場の為替相場動向]
25日のロンドン外為市場では、ドル・円は109円42銭から109円65銭で推移した。欧州株が全面安、米株先物も大幅安となるなかで小動きだったが、ユーロ・円の反発に連れ高気味になった。
ユーロ・ドルは1.1639ドルから1.1693ドルまで上昇。独バイエルン州の世論調査で、CSU党員におけるメルケル首相の支持が州首相を上回ったことが好感された可能性。ユーロ・円は127円43銭から128円11銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.3227ドルから1.3278ドルまで上昇。ドル・スイスフランは0.9869フランから0.9890フランでもみ合った。
[経済指標]
・特になし
[要人発言]
・特になし
ユーロ買いが強まる、対円では128円台乗せ
欧州午後に入り株式市場は軟調なままだが、為替市場ではユーロ買いが強まっている。ユーロ円は128.05円前後まで上昇し、本日の下げ幅を縮小した。ユーロドルは先週高値を上抜けし、1.1685ドルまで強含み。ポンドも買い戻しの動きとなり、対ドルでは1.3265ドル付近、対円では145.40円前後まで水準を戻した。クロス円の買いに支えられ、ドル円は109.62円近辺までじり高。
LDN午前=トルコリラ円 24円付近から23円前半へ下落
週明けロンドン午前の為替市場は、ドル円が小動きながらも109円半ばでは上値が重かった。米国を巡る通商摩擦への懸念は依然として金融市場の不安材料であり、アジア・欧州株式市場は軟調な動き。ダウ平均先物も一時200ドル超安となり、ドルの上値を重くした。
先週末に欧州連合(EU)と米が報復関税合戦の様相を強めたこと、また、先週にユーロ懐疑派を議会の主要ポストに指名した伊政権への警戒感などで、ユーロも売りが先行した。ユーロドルは1.1629ドル、ユーロ円が127.29円まで下値を広げた。その後、弱めの数値を予想された独6月Ifoがまちまちな結果となり、買い戻しの動き。ユーロドルは1.1665ドル前後、ユーロ円は127円後半へ反発した。
独6月Ifo景況感指数は101.8と前月値から低下したが市場予想とほぼ変わらず。同・景気期待指数は98.6と前月や予想比上振れるも、現況指数が105.1と前月・予想とも下回った。
ポンドも下値を試す動きとなり、対ドルでは1.3221ドル、対円で144.70円まで売られた。その後ロンドン昼にかけて、ポンドドルは1.32ドル半ば、ポンド円が145円前半まで水準を戻している。
トルコリラ(TRY)が大きな動きをみせた。欧州勢入り際には、24日に実施されたトルコ大統領・議会総選挙を終えて政局の不透明感が薄らいだことで、TRY買いが先行した。TRY円が24.11円付近、ドルTRYは4.53TRY後半までTRY高に振れた。エルドアン・トルコ大統領が再選を果たし、与党・公正発展党(AKP)も連立で過半数の議席を確保した。しかし買い一巡後には一転、売りが優勢となり、TRY円が23.17円前後、ドルTRYは4.72TRY台まで大きくTRY安に傾いた。大統領制に全面移行することで、エルドアン大統領の独裁色が強まることへの警戒感がTRYの重しとなったか。
オセアニア通貨は小動き。豪ドル/ドルは0.74ドル前半、豪ドル円が81円前半で推移した。NZドル/ドルは0.69ドル前後、NZドル円が75円半ばでもみ合った。
加ドルは弱含みに推移し、対ドルでは1.3316加ドルまで加ドル安・ドル高となった。加ドル円が82.21円まで下値を広げた。
ドル・円は109円42銭から109円59銭で推移
[欧米市場の為替相場動向]
25日のロンドン外為市場では、ドル・円は109円42銭から109円59銭で推移している。欧州株は全面安、米株先物も大幅安で、米10年債利回りが2.88%付近に低下しているが、ドル・円は動意に乏しく小動きになっている。
ユーロ・ドルは1.1640ドルから1.1671ドルで推移。ユーロの買いが先行した後、ユーロ売りが再燃している。ユーロ・円は127円43銭から127円84銭で推移している。
ポンド・ドルは1.3227ドルから1.3267ドルで推移。ドル・スイスフランは0.9869フランから0.9890フランで推移している。
東京為替サマリー(25日)
東京午前=米中貿易摩擦への警戒感で円は全面高
東京午前の為替市場では、「トランプ米政権が新たな中国からの投資抑制策を検討」(WSJ紙報道)を受けて円が全面高の展開となった。ドル円は109.45円、ユーロ円は127.54円、ポンド円は145.12円、豪ドル円は81.24円、NZドル円は75.52円、加ドル円は82.33円まで下落した。日経平均株価は一時22383円まで下落し、先週末比82円安の22434円で前引け。
トルコリラ円は、24日のトルコ大統領選挙・議会選でエルドアン・トルコ大統領と与党AKPが勝利宣言をしたことで、早朝に24.14円まで上昇した後、リスク回避の円買いの流れを受けて23.49円まで反落した。
オセアニア通貨は米中貿易摩擦の深刻化懸念で軟調。豪ドル/ドルは0.7419ドル、NZドル/ドルは0.6897ドルまで弱含んだ。
ユーロドルは、24日に緊急に開催された欧州連合(EU)首脳会議で、メルケル独首相が主張する難民問題の打開策に対して支持が得られなかったことで1.1647ドルまで弱含みに推移した。
ドル/加ドルは、時間外取引のNY原油先物が68ドル前半に反落したこと、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉への警戒感から、1.3295加ドルまで加ドル安となった。
東京午後=リスク回避の円買い・株売りが継続
東京午後の為替市場は、リスク回避の円買い・株売りの流れが続き、ドル円は109.38円、日経平均株価は、先週末比204円安の22312円まで下値を広げた。
リスク回避の円買いでクロス円も下落幅を拡大。ユーロ円は127.35円、ポンド円は144.96円、豪ドル円は81.11円、NZドル円は75.44円、加ドル円は82.25円までレンジ下限を広げた。
クロス円に連れ安となり、ユーロドルが1.1640ドル、ポンドドルは1.3250ドル前後、豪ドル/ドルが0.7413ドル、NZドル/ドルが0.6894ドルまで弱含んだ。
ドル/加ドルは、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉への警戒感から1.3300加ドルまで加ドル安に推移した。
トルコリラ円は、24日のトルコ大統領選挙・議会選でエルドアン・トルコ大統領と与党AKPが勝利宣言をしたことで、早朝に24.14円まで上昇したが、午後は23.70円台を中心に推移した。ドル/トルコリラ(TRY)は、早朝に4.5611TRYまでTRY高となった後、午後は4.60TRY前後で推移した。
NY為替見通し=米保護主義の高まりへの警戒と、米経済指標に注目
週明けのNY為替市場は、米国の保護主義の強まりが依然として取り引き材料の1つとされそうだ。先週末は欧州の米国への報復関税に対し、トランプ米大統領は欧州車へ20%の関税を課すと報復返しを警告。本日は、中国資本の対米投資制限についてトランプ政権が内容の検討に入ったことが、一部米紙から伝わった。また先週は、米政府が国連人権理事会からの離脱を表明している。
トランプ大統領のあまりにも強すぎる米第一主義により、同国の国際的な孤立が深まれば、世界経済の成長にも悪影響を及ぼすことは明らかであり、リスク回避の動きに傾きやすくなるか。
また、本日発表される米5月シカゴ連銀全米活動指数や米6月ダラス連銀製造業活動指数の結果も注目だ。先週は、米6月フィラデルフィア連銀製造業指数が1年7カ月ぶりの低水準となり、ドル売りのきっかけとなった。先週末に発表されたシカゴIMM通貨先物のポジション状況(6月19日現在)では大きくドルが買い越されたにも関わらず、ドルの上値は重いまま。ドルの地合いが弱いところで、弱めの米指標結果には要警戒となる。
想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、本日25日高値110.04円から日足一目均衡表・転換線110.14円付近。
想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、8日安値109.20円から買いが観測される109.00円付近。108円台に突入すると、5月29日安値108.11円が意識される。
ドル・円は底堅い、米長期金利やや上昇
[欧米市場の為替相場動向]
ドル・円は欧州市場で一時109円42銭まで弱含んだが、足元は109円50銭台に値を戻す展開。米10年債利回りは2.88%台まで持ち直し、ややドル買いが入りやすい地合いとなった。ただ、欧州株は引き続き全面安、米株式先物も軟調地合いのため、リスク回避的な円買い余地は残る状況。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円42銭から109円59銭。ユーロ・円は127円43銭から127円84銭、ユーロ・ドルは1.1639ドルから1.1671ドルで推移。
ユーロ円 127円後半で上値を抑えられる、欧州株は地合い弱いまま
アジア株式市場の軟調さを引き継ぎ、欧州株も地合いが弱い。独DAXは1.3%安、英FT100が0.9%安、伊FTSE MIBは1.6%安で推移している。ユーロは欧州序盤につけた安値から水準を上げてはいるものの、対ドルでは1.16ドル半ばで上値重いまま。ユーロ円も127.29円からの戻しは127.75円前後までとなり、現在は127.50円付近で取り引きされている。
ポンドドルが1.3235ドル付近、ポンド円が144円後半、ドル円が109.47円近辺と、こちらも上値が重い。
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