2018年7月18日水曜日

タイ洞窟救出ダイバーを罵倒し株価下落のマスク氏 以前にも“やらかした”

イーロン・マスク氏(ロイター)

 タイの洞窟に閉じ込められていた少年らの救出に関わった英国人ダイバーを「小児性愛者」とツイッターで罵倒した米起業家イーロン・マスク氏(47)。この発言は世界中からヒンシュクを買い、自身が最高経営責任者(CEO)を務める米電気自動車大手テスラの株価は週明けの16日、2・75%下落。時価総額からほぼ20億ドル(約2250億円)を失った。

 マスク氏が問題ツイートを投稿したきっかけはこうだ。

 同氏の宇宙ベンチャー「スペースX」が開発したミニ潜水艦を提供し、救助活動に加わろうとしたが、断られた。するとタイ在住の英国人ダイバーのバーノン・アンズワース氏はマスク氏について「マスク氏はミニ潜水艦を自分のアソコに突き刺しとけ」などと、挑発を繰り返した。

 これにまんまと乗ってしまったマスク氏が、アンズワース氏を「小児性愛者」とののしり、同社の株価に大きく影響したというのが事の顛末だ。

 このケンカ、「どっちもどっち」という見方もあるが、マスク氏は大手企業の経営者。「自重すべき立場なのに」という大方の意見が株価に反映したようだ。

 マスク氏は今年のエープリルフールにも盛大にやらかしたばかりだった。4月1日、「テスラが倒産」とウソの見出しで「最終手段としてイースターエッグを販売するなど、懸命に資金調達を試みたものの、残念ながらテスラは完全に経営破綻した。信じられない倒産だ」と写真付きで投稿した。

 本人にとってはジョークだったが、投資家にしてみれば、笑えるような冗談ではなかった。というのもテスラ社は当時、2010年の上場以来最大の下げ幅を記録した時期だったのだ。これで同社株はさらに値を下げ、前週比で5%以上下落した。

 米誌タイムで「世界で最も影響力のある100人」に選出されるなど、脚光を浴びるマスク氏だが、ツイッターはもうやめたほうがいい?

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