氷でできた自販機から透明コーラ 猛暑の渋谷でＰＲ

　厳しい猛暑の中、氷でできた自動販売機が１８日、東京・渋谷に登場した。コカ・コーラシステムが６月に発売した無色透明な「コカ・コーラ　クリア」のＰＲイベントで設置。商品と同様に透明感と爽快感を演出していた。氷が溶けるまでのわずか約２時間半の限定で、氷の自販機は１９日も正午に設置される。

　「ＳＨＩＢＵＹＡ１０９」前に設置された氷の自販機は高さ２・５メートル。商品のコーラが並び、ボタンを押すと冷えたコーラが実際に出てくる。イベントに参加した約３００人限定で、自販機の写真などをＳＮＳのツイッターやインスタグラムに投稿すると無料でコーラがプレゼントされる。

　開始の正午には気温が約３５度に迫る暑さ。自販機の形が少しずつ崩れたが、大勢の通行人らが足を止めた。ＰＲ担当者は「すごい暑さで商品の取り出し口が水でいっぱいになった」と話していた。

　「コカ・コーラ　クリア」は職場などでも周囲の目を気にせず飲めることを売りにする。ブランド担当者によると、出勤時間帯での購入が多いことから「想定通りの飲用シーンで飲まれているようだ」と話す。（長橋亮文）

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