千葉工業大学は4日、乗り物に変形する新型の人工知能(AI)ロボットを開発したと発表した。ロボットのときは人間の後についてきて買い物を手伝ったり、乗り物のときは自ら姿勢を傾けて旋回をサポートする。さらに改良研究を重ねて企業と共同で実用化を目指す。
同大未来ロボット技術研究センターの古田貴之所長は「かつて人間のパートナーであり、乗り物だった馬を目指した。AI時代のイノベーティブな乗り物に進化させたい」と話している。
新型ロボットの名称は「CanguRo(カングーロ)」で、デザイナーの山中俊治氏と共同開発した。全長はロボットモードが550ミリメートル、乗り物モードが750ミリメートルで重さは64キロ。最高時速は10キロ。
ロボットモードでは空間の中で自分の現在位置を把握する「SLAM」と呼ぶ技術を活用し、指定した場所に自動で迎えにいく機能も搭載した。乗り物モードでは、旋回の際に人間の体幹移動に合わせてボディーを傾けることができる。古田氏は「あたかもスキーでスラロームを滑るような感覚が味わえる」と話す。
今後、会話機能やシーンに応じて自動的にモードを切り替える機能などを盛り込む計画だ。
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