2018年7月15日日曜日

3代目ジムニーは「松岡修造」っぽい! 触れて感じた新型と旧型との違いは?

3代目ジムニーは「松岡修造」っぽい! 触れて感じた新型と旧型との違いは?

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 今、話題の4代目となる新型「スズキ・ジムニー」。20年ぶりのフルモデルチェンジで、「待ってました!」という声多数。

 私も少し前に新型ジムニーの事前撮影会で現車を見て、触れて、ちょっとだけ動かして。と言ってもナンバーがついていなかったので、敷地内の撮影で移動する程度ですが。もちろん、そのぐらいでは乗り味などはまったくわからないので、新型の話は試乗後にまた!

 そして皆さんが気になるのは、3代目ジムニーと新型がどれぐらい変わっているか?ということではないかと。私もそれが気になって3代目を試乗することにしました。

 というわけで、スズキ広報に確認すると、新型モデルが出たため3代目と入れ変えるというタイミング。問い合わせをした時点で、今ならギリギリセーフで試乗に間に合うとのことだったので、広報車卒業直前、3代目ジムニー最後の試乗をしています。

 ちなみに私が今月18日まで試乗した後、このクルマは広報車のお勤めを卒業するとのことで、私が光栄にも(?)最後の貸出先。

 3代目ジムニーは都内ではあまり見かけないような気もしますが、よく見ると結構目にしているんですよね。そう、街の風景になじんでいるのか、意識しなければ見逃しがち。特に、少し郊外に行くとその数は一気に増えます。先日、試乗会で行った箱根は坂もあるし、冬には突然、雪が降ることも。しかも道が狭いせいか、ジムニー目撃率高し。

 そんな3代目ジムニーの広報車、カーキ色のボディはよく見ると傷だらけで、かなり使用感があります。しかし、これぞジムニーの正しい使い方なのかも。スコップを背負わせたら似合うクルマNo.1ですから。

 一応、リモコンキーもあり、キーのロック/解除も可能。しかしエンジンをかけるときは、キーをひねるというアナログスタイル。

 車内に乗り込むと、色気の全くない室内。しかし、運転席に座って前方を見ると、インパネも低めに設定されているうえ、ボンネットも低くなっているので前の視界が抜群にいい。そしてサイドアンダーミラーが「昭和感」を醸し出しています。ちなみに新型ではサイドアンダーミラーは無くなり、代わりにサイドミラーの下に設定されています。

 走行距離は2万2756km(2018年7月11日時点)。広報車は一般的にリースのことが多いようですが、このクルマの場合はスズキ広報部が登録して所有しているそうです。

 ペダル類はアクセルもブレーキも「あそび」が多く、ペダルを踏んで離すときにバネっぽいというかスイッチっぽく、場合によってはパコっと音がしたり。これもまたアナログ的があり、モノ感たっぷり。ブレーキはちょっと甘い感じ。ハンドルもアクセルも遊びはちょっと多め。ヒップポイントと目の高さが高めなので、ちょっと安定感は薄いかも。段差になると余計に体はゆすられます。

 加速は、アクセルを踏んだ瞬間からエンジンが唸って常に全力という感じ。例えるなら、クルマ界の「松岡修造」さん。658ccなので仕方がありませんが。

 そして先進安全装備には期待できないクルマなので、何かあれば自分で対処しなければ、という気持ちが芽生えます。

 意外なのは無いと思っていたUSBが、カーオーディオについていること。これは無いと思いこんでいたからか、試乗3日目ぐらいで気が付きました。これはオプションかもしれないので、もともとは無かったのか、途中で導入されたのか…?

 3代目は20年続いたロングセラーモデルですが、途中、マイナーチェンジなどは行われているはず。なのでどちらにせよ、今はクルマに乗ると真っ先にUSBポートを探す人は多いと思うので今のクルマには必需品。もちろん新型には設定されています。

 そしてSUVらしい走りをする駆動方式を変える副変速機は、3代目ではスイッチタイプ。新型ではシフトレバータイプに変わっていますが、これはむしろ3代目のほうが見ようによっては新しく感じられるかも。敢えて4代目では狙ったのかもしれませんが。

 とはいえ、残念ながら今までのところ副変速機を使用するシーンはありませんが、この後ももう少し3代目ジムニーと過ごしたいと思います。

 (吉田 由美)

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