Appleは現地時間7月12日、新型のTouch Bar付きMacBook Proを発表しました。最大32GBのメモリ、進化したキーボード、True Toneディスプレイ、Intelの第8世代プロセッサを搭載しています。
15インチモデルは最大32GBのメモリを搭載可能
突如として発売された新型MacBook Proは、Touch Bar付きモデルの性能進化版です。13インチと15インチが用意されており、13インチモデルではIntelの第8世代クアッドコアCore i7プロセッサ、15インチモデルには6コアIntel Core i9プロセッサが選択可能です。
15インチモデルでは、MacBook Proユーザー待望の32GBメモリを搭載可能となっています。Appleによると、32GBメモリモデルは16GBメモリモデルよりも2.8倍の高速処理が可能とのことです。
また、15インチモデルでは最大4TB、13インチモデルでは最大2TBのSSDストレージが選択可能となっています。
強固なセキュリティ、True Toneディスプレイ、「ヘイ、Siri」
新型MacBook Proには、Appleが開発した第2世代のT2チップを搭載し、一段と強固なセキュリティを実現しています。
T2チップの搭載により、Macでも「ヘイ、Siri」でSiriを呼び出せるようになりました。
ディスプレイはiPad ProやiPhone Xと同様のTrue Toneテクノロジーにより、周囲の色温度に合わせて自動でホワイトバランスが調整され、より自然な表示が可能となります。
バタフライキーボードは第3世代に進化
新型MacBook Proでは、バタフライ構造のキーボードが進化し、より静かなタイピングが可能となっています。
2016年モデルのMacBook Proに採用されたバタフライ式キーボードは、小さなゴミが原因でキーボードが正常に機能しなくなるとして集団訴訟にまで発展し、Appleはキーボードの無償交換・修理プログラムを開始しています。
新型バタフライ式キーボードの耐久性や安定性についてAppleの発表では触れられていないため、今後のレビューを待つ必要がありそうです。
15インチモデルを最高スペックにすると73万円
新型MacBook Proは、13インチモデルは198,800円(税別)から、15インチモデルは302,800円から購入可能で、本稿執筆時点では13インチモデルは7月19日、15インチモデルは7月20日からの配送予定と案内されています。
なお、15インチモデルを以下の最大スペックにカスタマイズした場合の価格は731,800円(ソフトウェアのプリインストールを除く)で、配送予定日は7月21日からです。
- 第8世代の2.9GHz 6コアIntel Core i9プロセッサ
- 32GB 2,400MHz DDR4メモリ
- 4TB SSDストレージ
次世代iPadの発売も近い?
先日、ユーラシア経済連合(EEC)にmacOS High Sierraを搭載した5モデルのMacの製品情報が登録されて話題となりました。
しかし、秋にmacOS Mojaveが公開される前のこのタイミングでモデルチェンジが実行されるかが不明で、「Appleによるカモフラージュなのではないか」とも言われていました。
なお、EECには次世代Macと同時に、iOS11を搭載した5モデルのiPadの製品情報も登録されており、次世代iPadの発売も近いかもしれません。
Source:Apple
(hato)
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