2018年9月8日土曜日

「70便の振り分け可能」 関空から伊丹、神戸空港へ 関西エア社長

 台風21号で浸水などの被害を受けた関西空港を運営する関西エアポートの山谷佳之社長は8日の記者会見で、関空から大阪(伊丹)、神戸両空港に対し、1日当たり計70の発着便の振り分けが可能ではないかとの見方を示した。

 関西エアによると、大阪空港に40便、神戸空港に30便とする方向で検討を進めている。既に複数の航空会社から要望が出ている。山谷社長は、国際線も振り分けの対象に含まれるかどうかについて「今後の進行次第」と述べるにとどめた。同社幹部は、設備面から国内線の方が比較的簡単ではないかとの認識を示した。

 関空では台風21号により4日、第1ターミナルビルやA滑走路が浸水。タンカーの衝突で連絡橋が通行不能になり、閉鎖に追い込まれた。7日に国内線、8日に国際線の一部がそれぞれ運航を再開した。

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