2017年7月25日火曜日

NY円、横ばい 1ドル=111円05~15銭、FOMC控え様子見強まる

【NQNニューヨーク=戸部実華】24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいだった。前週末と同じ1ドル=111円05~15銭で取引を終えた。日欧市場の円高を引き継いで高く始まったが、米長期金利が上昇するにつれて円売り・ドル買いが優勢になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を26日に控え、積極的な取引は手控えられた。

 日欧市場では米政権の先行き不透明感や日本株安を背景に円買い・ドル売りが進み、ニューヨーク市場でも円は高く取引が始まった。だが、米長期金利が上昇(価格は下落)すると、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが増えた。

 ただ、ドル買いは勢いを欠いた。米政権とロシアとの不透明な関係を巡り、24日にトランプ米大統領の娘婿クシュナー上級顧問が米上院で非公開で証言し「不適切な接触はない」と訴えた。トランプ氏の長男も上院司法委員会で近く証言する予定。この問題を巡って米政権が揺れ、政策が停滞するとの懸念は根強く「ドルの上値を抑えた」(邦銀の為替ディーラー)との声があった。

 25~26日にはFOMCが開かれる。政策変更はないとの見方が大勢だが、保有資産の縮小時期について声明文で新たに言及する可能性がある。声明文を見極めたい市場参加者が多く、持ち高を一方向に傾ける取引は限られたようだ。

 24日に発表された米経済指標は強弱入り交じる内容で、為替相場への影響は小さかった。7月の米製造業購買担当者景気指数(PMI、IHSマークイット調べ)速報値は、前月よりも上昇した。6月の米中古住宅販売件数は前月比1.8%減で、市場予想(1.1%減)以上に減った。

 円の高値は1ドル=110円78銭、安値は1ドル=111円32銭だった。

 円は対ユーロで続伸した。前週末比30銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=129円30~40銭で終えた。

 ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反落した。前週末比0.0020ドル安い1ユーロ=1.1635~45ドルで終えた。24日の東京市場で約1年11カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けた。欧州市場では持ち高調整や利益確定のユーロ売り・ドル買いが優勢となり、ニューヨーク市場もその流れを引き継いだ。

 ユーロの安値は1.1626ドル、高値は1.1657ドルだった。

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