2017年7月25日火曜日

東証大引け 小幅に3日続落、FOMCと決算本格化前に売買見送り

 25日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら3日続落した。前日比20円47銭(0.10%)安の1万9955円20銭で終えた。終値として2万円を割り込んだのは2日連続。きょうから開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)や2017年4~6月期の決算発表の本格化を前に積極的な売買を手控える投資家が多かった。

 株式市場では「中長期の機関投資家は4~6月期の決算内容を見極めたいとして、持ち高を一方向に傾ける動きは限られた」(国内証券トレーダー)との声が聞かれ、大口の目立った取引は見られなかったという。朝方は円安進行に伴って主力株に買いが入り、日経平均は一時2万円を回復した。ただ、薄商いのなかで次第に上げ幅を縮小し、ほどなく下げに転じた。

 JPX日経インデックス400は3日続落。終値は前日比32.85ポイント(0.23%)安の1万4370.27だった。東証株価指数(TOPIX)は3日続落し、4.50ポイント(0.28%)安の1617.07で終えた。

 東証1部の売買代金は概算で1兆8865億円。売買高は14億9756万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1297と、全体の64.0%を占めた。値上がりは593、変わらずは134銘柄だった。

 東芝任天堂が下落。資生堂旭化成の下げも大きかった。NTTドコモJALが安く、三菱ケミHDやイオンも売られた。一方、安川電は上場来高値を更新した。前日に1200億円でイスラエル社を買収したと発表した田辺三菱の上げも目立った。信越化ダイキンは年初来高値を付けた。ヤマトHDや楽天、塩野義が上昇し、東エレクキリンHDが買われた。

 東証2部株価指数は6日続伸し、連日で過去最高値を更新した。シャープ正栄食が上げ、朝日インテクADプラズマが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_V20C17A7000000/

0 件のコメント:

コメントを投稿