「アステル東京」のブランドでPHS事業を手がけていた「YOZAN」(東京)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことがわかった。決定は20日付。2000年代前半にPHSとポケットベル事業を買収して事業を拡大したが、携帯電話の普及に押されて両事業から撤退していた。
帝国データバンクによると、YOZANは1990年に設立。01年に日本テレコム(現ソフトバンク)のポケベル事業を、02年に東京通信ネットワーク(現KDDI)のPHS事業を買収した。携帯電話の普及に伴い業績が悪化し、06年にPHS事業から撤退、08年にはポケベル事業も他社に譲渡した。負債額は07年12月末時点で143億円。近年は目立った事業展開をしておらず、債権者に破産を申し立てられたという。
保有していた「着メロ」の商標権が都税の滞納で差し押さえられ、東京都が10年にネット上の公売オークションに出品。2550万円で落札されたことでも話題になった。(徳島慎也)
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